那珂湊駅での最大のお楽しみは、主に朝夕のラッシュアワーに使われる道産子DC・キハ220 (元羽幌炭鉱) &キハ2000 (元留萌鉄道) の昼寝シーンを眺めることでしょうか。もちろん、昼寝よりもきちんと運用に入ってもらう方が有り難いのは言うまでもありませんが、これらの車両は冷房がなく、しかもここ数年は軽快気動車・キハ3710が3両も入ったため、夏場はまず出番がなく、もっぱら秋以降に備えて集中的に検査を受けたりしているようです。
そこで、去年夏の検査で見事なスカ色に塗り替えられたのがこのキハ222! 従来この手の国鉄ローカルDC塗装は元国鉄キハ11がまとっていましたが (スカ色のキハ11、撮ってない……)、キハ11はいい加減古くなったため、最末期はキハ112が月イチでイベント走行をしたのを最後に廃車となってしまいました (→今度大宮に出来る鉄道博物館に展示)。そこで、元国鉄→水島臨海のキハ205が朱+クリーム塗装になったのに続き、キハ222がこういう塗装になってくれている……ということで、国鉄一般型DCファンにはたまらない企画ですね……これは! (^^)
ただ、個人的には昨年来なかなか茨交まで来る機会がなかったため、今回は車庫で昼寝なのを厭わず初めて対面しまして、余りの美しさにウルウルしながら一気に十数カットも撮ってしまいました (^^;)。
なお、嬉しいことに、ネットで見かけた話題によりますと、訪問時は検査終盤でグレーの下塗り状態だったキハ2000形が、もうすぐ国鉄準急色 (クリーム+窓の下に赤帯1本) で出場するようです! これから秋~春にかけて通ってしまいたくなる衝動が思わず湧いてきます (^^)。
その一方、茨交オリジナル塗装のキハ220・キハ2000も1両ずつとなり、それぞれラインの位置が異なりますので (画像のうち後ろ2両)、これらを記録しておくのも今のうちかも知れません。(あくまで期待混じりの妄想ですが、この2両が今度検査入りしたら首都圏タラコ色や茨交旧塗装を塗りそうな予感が……^^;)