このたびは外務省のミャンマー担当専門職員の方が痛ましい事件に巻き込まれたとのこと、心よりお悔やみ申し上げます。拙ブログ管理人は直接面識ございませんが、落花生。様をはじめとして日本の対ミャンマー実務に従事されている皆様のご心痛はいかばかりかと存じます。日緬関係にとって大変な損失ですが、鉄道の全面改良をはじめとしたさまざまな協力案件の着実な進展を鉄ヲタのはしくれとして祈念申し上げます。
いっぽう、RP誌の最新号には、いつもお世話になっております斎藤幹雄様のヤンゴン最新事情が掲載されていますが、今回衝撃を受けつつもある意味で納得したのは、ヤンゴン近郊で運用されているキハ40系列のプラ製ロングシート化です。あの高温多湿かつ客がいろいろ怪しい荷物を持ち込む環境にあっては、モケット張りのボックスシートは衛生面でも混雑緩和面でも難ありですので……。また、定期的な検査を徹底し、予備車を確実に確保するためにも、5両編成が4両編成に減車されているとのこと。
というわけで、ヤンゴン環状線RBEの日常となっている仙台色4連を貼っておくことにします (ちょうど宮城特集を始めた折でもありますし)。ただ、下段窓が開いて快適なボックスシートの旅を楽しむのは、間もなくロングシート化完了に伴い過去のものとなりますので、5連といいボックスシートといい、思い立ったが吉日、行けるときに行かないといつの間にか変わってしまうという「東南アジア鉄の鉄則」は依然有効なようです。