地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

叡電探訪2019初夏 (1) 青きらら901F

2019-06-10 18:00:00 | 地方民鉄 (近畿)


 洛北をのんびりと走る叡山電車は、かつて京都市電の廃止から京阪鴨東線の開業まで陸の孤島の苦しい時期があり、鴨東線の開業で客足が盛り返すも地下鉄の国際会館延伸で再び客が逸走するという事態にも見舞われましたが、最近は宝ヶ池〜二軒茶屋界隈の宅地開発進展に加え、何と言っても京都観光ブームが洛北にも押し寄せていることにより、新たな転機を迎えつつあるように思われます。そして京阪グループとしても、京都中心部に集中する客をなるべく拡散させて比叡山や洛北を盛り上げるべく、様々なキャンペーンを売っており、その中核として叡電が据えられた結果、叡電には次から次へと新仕様の車両が現れて、百花繚乱の観を呈しつつあります。



 そんな中、叡電が誇る900形「きらら」のうち赤きらら901編成が、鞍馬線開業90周年を記念して、かつ市原〜二ノ瀬間のモミジのトンネルは新緑時期も魅力的であることをアピールするため、今年年末までの限定で「青もみじきらら」となっています。個人的には、叡電は旧塗装時代からのイメージで緑こそよく似合うと思っておりますので、この「青きらら」はツボりました (笑)。
 というわけで、先月京都にちょこっと出張した際には、用務は夕方からであることから、午後の順光を活かして数年ぶりに叡電沿線で撮り鉄しまして、「青きらら」も無事激写した次第です。そして、撮れば当然模型も欲しくなる……と思ったら、KATOから特別限定品で「青きらら」が出ると告知されるとは、何というタイミングの良さでしょうか! 701系と同時に予約を入れてしまったことは言うまでもありません (嗚呼物欲 ^_^;)。
 しかし、勘の良い方は既にお気づきでしょうが、この日の本命は「青きらら」ではございません(勿論、来れば嬉しい車両でしたが)。というわけで、叡電シリーズもぼちぼち続きます……。