地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

神奈臨浮島線2020・新春のタキ (下)

2020-02-07 15:20:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 かつて、神奈臨を撮影するヲタの間では、「貨物時刻表に載っている往路の時刻は概ね正確ながら、復路は全く当てにならない」という共通認識がありました。そのココロは、浮島町にせよ千鳥町にせよ水江町にせよ、あるいは本牧埠頭や国際埠頭にせよ、復路の時刻は入換作業に時間がかかった場合の最大限遅い時刻であって、ほとんどの場合入換が終了すればすぐに川崎貨物・横浜本牧に戻って来るという意味です (JR駅にかかる根岸駅←→横浜本牧間は、往復ともに定時)。
 しかし先月、川崎大師参拝ついでに浮島線を撮った際には、待てど暮らせど復路の列車が浮島町から戻って来ず、超ヒマなひとときが続きました。ただでさえ大型トラックの排気で空気が猛烈に悪い場所ですので、これは悲惨……。



 何のかの言って、浮島町に向かった列車があれば、必ず戻ってきますので、結局撮影出来たことには変わりません。そこでふと考えてみると、これは定時で帰ってきたのではないかと……。そういえば、昨年千鳥線を撮った際にも、西群線に着いた罐がなかなかすぐに戻って来なかったことに鑑みて、最近は復路も基本的に正式な時刻を守っているのだ、ということを悟りました (汗)。これでもう、余計な心配をせずに済みそうですが、裏を返せば往路・復路を狭い範囲でサックリ撮ってから次の場所に移動するというお手軽撮影パターンが崩れてしまったことは否めません。
 それはさておき、浮島町最奥のJOTに入線するわけでもないのに、何故か緑タキが連結されておりビビッたのですが、良く見ると緑タキのJOT社紋の上にオイルターミナルの社紋が貼ってあります。先日の「あまのじゃく軍団」新年会にて、訳知りの某電鉄運転士氏から伺ったところによりますと、JOTからオイルターミナルにごく少量ながらタキがリースされており、その対象車が緑のままとのことですが、それがまとめて3車も組みこまれているのは非常に珍しいとのこと ご教示感謝!)。というわけで、ありふれたタキ列車ですらマニアックな奥深さがあることを痛感しました (笑)。