近江鉄道ミュージアムが昨年閉館となり、保存していた古典電機も引き取り手がない限り解体ということは、既に運用から離脱して久しく痛みが進んでいた釣掛220形も解体か……と思っておりましたが、ネット上でちらほらと現れる情報を眺めていますと、今年に入ってからその動きは確実に進でいたようです。Wikipediaによると221・223・224が実際に搬送されてしまったとか。小兵の割には猛烈に凄まじい釣掛爆音を上げまくって疾走していた220形が、牽引車代用の226を残してこうして消えて行くのは本当に寂しいものです。彦根工場で奇想天外な切り貼り継ぎ接ぎを経て誕生してから28年が過ぎ、その元になる下回りや車体パーツはもっと遥かに古いシロモノですから、2015年まで現役であったこと自体が不思議な話だったのも確かですが……。
それにしても、こうして220形が解体されてゆく中で改めて強く思うのは、「220形の鉄コレまだぁ~??」ということでしょうか。単行で走らせて最高に絵になるだけでなく、勝手に3~4連を机上で設定して (笑) 釣掛大爆音を脳内で再生するのもまたいとをかし。あるいはとっくの昔に出た近江の小型・中型車や最近の101形、そして鉄コレのED14と並べて遊び方の可能性は無限大だと思うのですが……。あるいは、220形はローカル民鉄系ヲタには非常にウケていることから、さっさとリリースするのではなく、なるべく将来に持ち越した上でリリースするという戦術をとっているのかもしれません。購入しようと手ぐすね引いて待っているヲタの立場からすれば、こうして焦らされている内にどんどん値上がりしてしまうのが痛いところです。
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