205系の富士急譲渡にあたりふと思ったのですが、全然新車だと頭の中で思い込んでいたにもかかわらず、実は意外と車齢が高くなってしまい、廃車が始まる……という事例は、1980年代以後・ビードプレス世代のステンレスカーに結構多いような気がします。東急9000系然り、JR205系や211系然り……。そして今や、1990年代に入ってから製造された車両も車齢20年の大台を超える頃合いとなってしまいました (滝汗)。というわけで、90年代製といえども油断していると「カッコ良いと思いつつも結局撮ったり乗ったりせずにいつの間にか廃車」という事態になってしまいかねません。
個人的に、そうなる可能性がこれまで高かったのはJRCのキハ85。名古屋駅等でDC特急らしく強烈なエンジン音を吹かしている光景を眼にする度に「そのうち乗りたい!」と思いつつも、高山線はこれまで越中八尾以北で普通列車に乗ったのみ (乗りつぶし派ではないもので……^^;)。紀勢線JRCゾーンも、悠長な旅をするだけのヒマがなくなってしまった結果、一体何時以来乗っていないだろうか……と (確か10数年前に18きっぷで乗ったのが最後)。というわけで、キハ85は何のかの言って乗ったことはなかったのでした (^^;; →撮影は以前山科で「ひだ」を撮影したことあり)。しかし昨年末の出張ついでに奈良交通・八木新宮線を走破したあとは、南紀8号~のぞみ乗り継ぎで一気に帰宅したことから、目出度くキハ85に初乗車♪ もう日が暮れた後でしたので、折角のワイドビューを堪能することは出来ませんでしたが、快適な車内と激しいエンジンの唸りのコンビネーションを満喫したのでした♪
なお、八木新宮線・南下第一便の新宮到着から南紀8号の時間までは2時間弱の待ち時間があり、しかも新宮駅の目の前に都合良く踏切がありますので、ついでに日が暮れるまでの間に発着する南紀5号と多気行き普通列車を撮影してみました。
まずキハ85ですが……余りにも当たり前過ぎることではありますが、今こうして貫通バージョン (100or200番台。バリアフリー対応車は+1000) を眺めてみますと、薄幸の名優・名鉄→会津キハ8500を激しく思い出しますね……(*^^*)。昔は大して趣味的に関心が向かなかったはずが、今やこうして会津キハ8500という存在を媒介として、キハ85貫通顔にもメロメロになってしまったという……。人の好みはいつどうなるか全く分かったものではありません (笑)。そして新年に入ってからは、近所の模型屋のセールでKATOのキハ85を買ってしまったのでした (ひだですが。^^;)。既にN化改造を済ませたアンレール製キハ8500 (鬱) と並べることも出来ますが、マイクロから発売予定のキハ8500と競演させるのが楽しみです☆
いっぽう2枚目は、JRC名物キハ11のうちステンレス製の少数派である300番台。キハ11の中では希有なトイレ付き車両であるため、基本的には伊勢所属車の長距離運用……というわけで紀勢線鈍行に多用されているようです。まぁ紀勢線鈍行といえばキハ40・48に当たる方が全然良いですので、このカットは貧乏くじではあるのですが (^^;)、キハ11の鋼製車がいつの間にか車齢20年を超え、キハ40系列ともどもそれほど先は長くないと思われる中 (JRCの車両更新の勢いは、近い将来基本的に国鉄から継承した車両を廃車にしてしまうようで……)、こうして鋼製車と混結されているシーンも行く行くは歴史のひとこまになって行くのでしょう。
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