くりはら田園鉄道の沢辺駅跡を過ぎ、金成(かんなり)の街を過ぎますと、奥州街道は熊が出そうな森や牧草地の中を進む山越えとなります。その後一旦、山里の絶景を楽しみながら長く下り、東北新幹線のトンネルを脇に眺めたところで再び森の中に入り、やがて仙台藩と一関藩の境にある展望台を過ぎると、どんどん下って有壁の宿場街に着き、JRの線路と直交します。ちょうど数分後に一ノ関行きの701系が来ることから、気合を入れて連写しまくって新元号最初の撮り鉄活動とし、その模様は既に当ブログでもアップしておりますが、宮城県内を南から北へずっと「徒歩鉄」して来た内容を連載してきたシメとして、連写したきり未アップだった画像もレタッチしてみました。
有壁宿を過ぎると、奥州街道は本当に侘しい雰囲気の山の中に入り、熊除けの鈴をジャンジャン鳴らしながら進んで行きますと、ついに宮城県と岩手県の県境に到着〜。とはいえ、今や誰も通らず林道と化した道に、それを示す標識はなく、スマフォにインストールしたGPS地図アプリで県境越えを確認しただけです (笑)。その後はひたすら緩い坂を下って、やがてJRに沿って歩くようになると、一関の市街地に入って一ノ関駅にゴール! 1番線で折り返す仙台色の701系を撮りながら、白河から延々と続いてきた仙台色の世界 (寄り道も含めて計9日かかりました) がついに北端に達し、盛岡色の世界に入るのだなぁ……という感慨を抱いたのでした。
その後、新元号になって最初の鉄道乗車を記念して、グランクラスをフンパツして帰る前に、軽く駅そばをすすって小腹を満たしたのですが (グランクラスで提供される和風弁当は非常に上品な味で悪くないですが、量は少なく、これだけですとすぐに腹が減ってしまいます)、2枚目の画面右に見える駅そば屋は、なかなか美味しくて満足です。ちなみに、北上駅新幹線コンコースの駅そば屋は、如何にもNREという感じで、単に腹の中に炭水化物を入れるだけ!という感じですが、盛岡駅ビル1F・駅前広場に面した駅そば屋は、NRE系でもやれば超〜出来るじゃないか!と感動するほど美味です (個人の感想です ^^;)。
そしてつい先日、KATOの仙台色701系が発売されました。鉄コレの701系もなかなか良いと思いますが、KATOですので当然ライトが点灯し、車体の光沢やパンタ周りの造形も素晴らしい……。同じ「走るんです」な東急5000系列と同じく、実車よりも模型の方が遥かにカッコ良く見えるというヤツの典型ではないかと思い、奥州街道の福島&宮城ゾーンを完歩した思い出とともにウットリと眺めています (キモッ!)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます