地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

南海高野線徒歩鉄 (3) 6300系

2020-03-29 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 梅雨時の紀見峠越えは、標高差こそ大したことないものの、まとわりつく湿気と草いきれがもの凄く、さらに羽虫のゴールデンシーズン! せっかく河内と紀州の境に立っても、僅かでも油断すれば顔面が猛襲に見舞われます。ヒョエ〜という気分でどんどん急坂を下ることしばし。こうなった原因は汗ですので、どこかで思い切りさっぱりしなければなりません。そこで、昼食のために寄ろうと考えていた、紀見峠駅すぐそばの「紀伊見荘」に着きますと、いても立ってもいられず午前中から温泉にドボーン! 



 ここの温泉は、サラリすっきりとした感触が素晴らしく、すぐ下を駆け抜ける高野線電車の走行音が谷間に響くのも最高に趣があり、何気に鉄ヲタ向け温泉の感があります。関西で鉄する場合など、時間があればなんばからここまで来て一泊し、紀州の美味いものに舌鼓を打つのも大いにありだな、と思いました☆
 というわけで、紀伊見荘で温泉+昼食を楽しみ、すっかり寛いでしまいましたので、もうク○暑い外を歩きたくない気分でしたが、この日のゴールは紀伊清水駅の対岸にあるルートイン橋本でしたので、まだまだ午後歩かなければなりません。そこで、まずは蝉時雨に包まれた紀見峠駅を訪れ、気合一発入れるのを兼ねて、なんば方の踏切でちょこっと撮り鉄してみました。何が来るかな……というガラポンくじで当たったのは6300系! もちろん、6000系が来れば最高でしたが、両開き扉バージョンの6300系でも十分御の字と言えるでしょう。トンネルから駆け下って来た勇姿も素晴らしく、またいずれ再訪することを内心誓いつつ、橋本へとユルユル歩いて下ったのでした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿