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先日のKATOによる鶴見線クモハ12050の模型化宣言は、余りにも新鮮すぎるショックということで、私も早速行きつけの模型屋にて予約したところ、予約リスト一覧には既に20数名分の氏名が……。そりゃそうだよなぁ~。但し、そこで予約したのは1両のみ。この好評に気を良くしたKATO様が、いずれ番号違いで再生産して下さるものと確信しておりますので……。そして今後は、鶴見線2連や南武線のサハ17組み込み4連などもやってくれるだろう、やってくれるに違いない……。
すると、これまでそういうシーンを再現するために用いられて来たGM板キットの存在感が一気に霞む可能性が高くなったのは否めません。微妙にオーバースケールである以上、それも仕方あるまい……。
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とはいえ、17m旧国板キットをまだ完成させたことがないくせに批判をするというのもアレですし、むしろGM板キットを一通り完成させたうえでこそKATO製品の喜びを一層享受できるのだろうと思います。
そこで、買ったきり全く放置していた17m旧国板キットを製作してみることにしました。モハ50・クハ65改め、クモハ11 400番台・クハ16 400番台の4連を製作し、73系化される前の鶴見線におけるラッシュアワーのテイストを机上で再現してみようというわけです。但し、製作にかけるヒマは余りありませんので、基本的には素組みで、正面の手すりを再現したオブジェはカッコ悪いので削除し、クハ16については屋根上配線やパンタ台座を削除しております。また、動力は鉄コレのTM-07を使用することにしました。
とりあえず、何も考えずに淡々と組んで、洗浄・塗装の直前まで持っていった状態がこんな感じ……。鉄コレもそうですが、アーノルドカプラーを使用すると、連結面がやたらと広くなってしまうのはご愛敬でしょうか??
なお、17m旧国の板キットにおけるウェイトの装着は、床上ではなく床下の凹み部分に、押さえのプラ部品を用いて行うようになっていますが、そもそもウェイトの鉄棒が凹みにハマらねぇじゃねぇか……(-_-;;)。というわけで、ベンチレータに銀河の金属モノを用いることで、申し訳程度のウェイトとしました (滝汗)。
あと、DT-10を購入するのを失念しておりましたので、台車は当面代用としてDT-13を履かせておりますが、アーノルドカプラーポケットと車体が干渉して、カーブで記念写真を撮ろうとしても脱線しそう……(@_@)。DT-10でもイマイチ当たる感じがしますので (苦笑)、完成前にポケットの角をナイフで削るしかなさそうです。これもまた「創る楽しみいっぱい」ならぬ「上手く行かない苦しみねっとり」ということでしょうか……。
それはさておき、板キットとは全く関係ありませんが、先日久しぶりにアキバのGMストアを訪れたところ、新型フライホイール・コアレスモーターが展示運転されており、余りの静穏さに「こ、これがGM動力かよ……?!」と腰を抜かしてしまいました。そして直後、この新動力を使った新規金型・完成品の小田急1000・東武10030ブツ6 (10050) を発売する旨が発表されましたので、思わず御布施することにしてしまいました……。ここのところ各社におされまくりの気配が強かったGMですが、マイクロがあのブッ飛び高騰新価格(しかもチャイ製)ということもありますので、是非これを期に頑張って頂きたいものです。(小田急1000など、マイクロが出るまで待とうと思っていたのですが、GMがこの値段で静かな動力・新金型ということですので、マイクロを待つまでもないかな?……と)
このキットって地味に汎用性が高いんですよね・・・茶色に塗るだけでなく気動車色に塗れば仙石線仕様に、切り継いで両運転台にすればクモハ12に・・・緑に塗って東急3600なんてのも出来ます。
これだけ色々なものに「化け」られるのも板キットの魅力ですね・・・こういったキットはKATO等が出しても生産し続けてもらいたものです。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます~。
GMの国鉄系板キットは、どれも総じてカラバリ展開可能ですから、GMもそれを期待していたのでしょう。GMカタログを見ても、大雄山線バージョンが載っていますし。いっぽう東急3600は、戦災復旧車ならではの多種多様雑多すぎるところがあり、いろいろ頭を悩ませる必要がありそうですね。
とりあえず板キットは、GMの生産計画を見るにつけ、個人での作りがいがある旧国や旧客などの人気車種については再生産が続くようですが、最近はGMストアを訪れても板キットコーナーに元気がないのは否めず、いじりたい派にとっては懸念されるところですね……。