地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

マイクロ模型化記念・京成ターボ3661編成

2016-02-21 12:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 先週、マイクロエースから京成3600系が発売となりましたが、この一品は発表以来一貫して「欲しい。でもどうするか」という煩悶の種でした。東急8000系列の中型車版としか言いようのないシブいボディは、東京を挟んで京成沿線とは反対側に住んでいる人間にとっても魅力的で、8連が先頭Mではないために京急に乗り入れて来ないことを遺憾に思うほどですので……。いっぽう、VVVF改造車を6両中4両含み、金沢八景まで新車を迎えに行く際の牽引車として用いられる3661Fは、レアかつ強力な編成として「ターボくん」と呼ばれているとか。私も一度だけ金沢八景で撮影したことがありますので、その名を聞けばパブロフの犬の如き心理状態となってしまいます (笑)。
 というわけで、マイクロからリリースが発表された当初「ぬぉぉぉ~ついに京成3600が出た!ターボ編成と芝山編成が欲しい……」と思ったものの、すぐに予約することは止めました。中国製のマイクロが何故ここまで値上がってしまったのか?!という、世間一般と同じような気分となりましたので……。



 しかし実のところ、鉄コレすら激しく高騰している中、どうしても欲しいニッチ車両の模型には、この程度なら金を出しても良いのではないか……という気もして来ました。例えば、鉄コレの事業者限定品で6連を組もうとすると、N化未施工の車体を購入してまず9,000~10,000円かかり、それに動力を加えると13,000円、N化車輪を入れると15,200円、パンタを載せると16,000円……。こうして計算してみますと、「何ぁ~んだ、鉄コレとマイクロの価格差は1万円か。しかもマイクロなら点灯するし、印刷乱れや屋根の浮きはほとんどないし、農民工の怨念の指紋がベッタリということもない。N化作業に要する時間の価値を考えれば、1万円の差ならそんなに悪くない……」と認識せざるを得ません。
 そこで、発売間際になって「やっぱターボくんは欲しい」と思い、某IM模型の公式HP在庫情報を見てみたところ、うぐぐ……ターボ編成は予約終了となっていました。やっぱ皆さん、6連のお手軽さと、金沢八景にも顔を出すという汎用性から、ターボ編成にはご興味津々なのですね……。
 こうなると最後の頼みは、いつもお世話になっている近所の模型店。KATOの飯田線クモハ51200を受け取りに行ったついでに、ウィンドウケースにまだターボ編成が残っていないか見てみたところ、をを、まだあった……。
 マイクロの在庫があってこれほどホッとしたのは、今回が初めてです (笑)。
 とまぁこんな感じで3600系ターボ編成をゲットした記念として、最近撮った実車の画像をアップしてみましょう。昨年末、とある野暮用で千葉を訪れたついでに、ごく少々時間を確保して線路脇に繰り出したところ、何とちはら台行きとしてターボ編成が姿を現した!という奇跡のカットです (2枚目は、立ち位置とレンズ画角の関係で、超カツカツとなってしまいましたが ^^;)。考えてもみれば、こんな感じで撮影出来ていたこと自体が、このたびの「予約せず無事ゲット」につながっていたのでしょう。

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