地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

美濃路歩き鉄 (11) 西濃鉄道乙女坂駅

2017-11-15 12:00:00 | 貨物列車 (民鉄)


 中山道の宿場町であった美濃赤坂駅の周辺には、その繁栄を伝える見事な建築がそこかしこに残っています。しかし、今や美濃赤坂の街における最大の産業は、すぐ北にある石灰石の巨大な塊である金生山を切り崩す採石業に移行しており、街の一等地には石灰石ホキの所有者である矢橋工業の本社が陣取っています。
 というわけで、鉄ヲタが中山道を歩いて美濃赤坂を訪れるにあたっては、そんな赤坂宿の今昔をビンビンに感じる最良のネタとして、恥ずかしながら初めての西濃鉄道撮影を試みることにしました。大垣に泊まって揖斐行きの一番列車に乗り、東赤坂から15分ほど西に歩けば、早朝6時過ぎに美濃赤坂を出発する乙女坂行きの運転には間に合わないとしても、乙女坂駅で罐と貨車を撮れるだろうと思いまして……。



 しかーし!このプランは所詮西濃鉄道初心者の無謀な試みでした (苦笑)。東赤坂から必死に歩いてようやく線路に近い街並みに迫ると、奥の方でホイッスルが鳴り……あ〜あ、本線走行には間に合わん。揖斐行きがあと10分早く大垣を発車してくれれば間に合ったものを……(苦笑)。まぁ仕方がないので、とりあえず乙女坂駅に向かったところ (駅の大部分は積み出し工場の中ですが、南端と北端は公道に面しています)、既に罐の入換は終わり、美濃赤坂寄りのホキから順に積載作業に入っているという……。
 というわけで、罐は全く撮れず、単にホキ2000を撮るだけに終わってしまいましたが、ホキ2000-1を撮影する偶然に恵まれましたし (→ムリヤリ嬉しがる -_-)、入換の要領が分かったのも収穫でした。ここは美濃赤坂からの到着時と、積載作業をほぼ終えるタイミングが華ですな……。

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