ダイヤ改正が各社で目白押しの3月は、鉄道ファンにとって諸行無常を感じざるを得ない季節でもありますが、長距離列車や魅力的な路線・車両・運転形態の度重なる激減により、残されたものがさらに消えて行くときのショックはいよいよ大きいものになっているような気がします。そしてこの春にはまた一つ、地方私鉄ファンにとって大きな存在であったと思われる岳南鉄道貨物輸送が消えて行くことになりました。その主な理由は、富士駅改良による紙輸送のコンテナ化にあるようですが、裏の理由としては富士・吉原と並び立つ駅で貨物扱いすることの非効率を何とかしたいというJRFの思惑があるとかないとか……。
そんな岳南鉄道では先月から機関車に記念HMを掲げ、さらに先週末には記念イベントも開催されたようですが、何かの言って人が多数殺到し、のんびり・まったりとした地方私鉄ファンの聖地は雰囲気が変わってしまっているのでしょうか。個人的には、昨年末の時点で比奈を訪問したのが最後となっているのですが、この日は富士山こそ見えなかったものの、如何にもといった感じの冬の寒空の下、麗しのブラウンに身を包んだED402の勇姿(そして背景には青ワム!)を思う存分撮影出来、とにかく素晴らしいの一言に尽きるひとときでした……(*^^*)。ここのところ天気も思わしくありませんし、むしろこんな感じでのんびりと比奈の風景を楽しんだ記憶をそのまま大事に持ち続けたいと思っているところです。
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