韓国のセメント列車の話題を出したところで、是非日本も……と思うのですが、嗚呼悲しい哉、日本国内のセメント輸送のほとんどは06年春のダイヤ改正で崩壊し、とくに長年関東一円にセメントタキ・ホキを送り出して来た秩父鉄道の場合、武州原谷駅の片隅にて大量の解体予定車が放置されていたものです (T_T)。そもそも日本国内の石灰石鉱山とセメント工場の集積は韓国ほど大規模ではなく、建設需要の低迷ゆえ各地に鉄道→自動車継走用のストックヤードを構える方が低コストで済むというわけでもなくなり、さらにここに来て公共事業大激減の嵐。もはやかつてのようなセメント輸送の繁華を期待するだけムダということでしょうか……。石灰石そのものの輸送も、美祢線のそれが最近陥落したようですし(結局一度も行っていない……^^;)、この手の「石&灰モノ」輸送そのものが10本の指で折って数えるほどにまで減ってしまったのは寂しいことです。
そんな中、黒いセメントタキ(タキ1900) を連ねた私鉄EL→DD51→スイッチャーによる夢のリレーが最後に残ったのが、ご存じ三岐~関西線~四日市港ルート!
このルートの強みは、四日市港の船積みヤードのみに向けて大量・効率的に輸送することが出来るという点にありそうですが、とくに昨年5月の工場点検期間にタキ1900の社名表示がこぞって「小○田セメント」から「太平○セメント」に書き換えられるなど、まだまだヤル気満々であることが嬉しいですね(^O^)。ただ、とにかく昨年初夏の三岐出張撮り鉄がセメント列車全面運休と土砂降りに遭遇してしまったため (号泣)、三岐の快楽を存分に味わうことは叶わず……。そこでしばらくリベンジの機会を狙っていたのですが、今年9月、関西出張撮り鉄の帰りに近鉄富田で751形(元西武新101系) を目撃したことから、即下車→東藤原までの切符を購入(笑)。自動的に東藤原での貨物ウォッチがメニューに加わったのでした。
とはいえ、最近秩父に行く度にヲキ全面運休日に当たることから (-_-;)、三岐でも本当に貨物が動いているかどうか心配は拭えないわけで……たとえ首尾良く途中で貨物列車と交換したとしても、東藤原での一日の作業がさっさと終わってしまう可能性もあり……。それだけに、東藤原に到着早々、目の前で忙しくELが動き回っていると実に嬉しいですね……(*^^*)。しかもこの日は実に天気が宜しく、見渡せば北勢のなだらかな山並みや台地が広がり、背後を振り向けば藤原岳の偉容が……。どこまでものびやかで静かな東藤原の午後の風景に、ホイッスルと釣掛と連結器の音がひときわ響き渡るのは、まさに癒しの一言に尽きますね……。
おっ!三岐の貨物!!実は先週,先々週と三岐の撮影強化週間やりまして、三岐の貨物列車にどっぷりはまってしまいました笑。なんとなく、まだ見ぬ秩父鉄道はこんな感じなのかなぁ~なんて思ってたのですが、秩父も随分減便になってるんですか。ココのは貴重なのですねぇ。
ホイッスルと吊り掛け音と貨物のガチャ音・・思わず身震いしてしまいます 笑。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
三岐にハマりまくっておられることは、最近ブログを毎日拝見していると怒濤のようにアップされていることからもビンビンに感じられ、画像を大いに楽しませて頂きました~♪(北勢線の駅間画像最高!) 東藤原は……ホント、駅前でこれだけ入換が頻繁に展開され、しかも撮りやすいということで……聖地の中の聖地です……。
これに対し秩父は、既にセメントホキ・タキの運用が終わっておりますので、基本的に鉱石車ヲキ編成および石炭積みホキ10000のみですね~(加えて、ごく稀に石油タキの廃車解体を受託して、広瀬川原まで回送されることがあります)。運転されれば1~2時間間隔で運転されますが、最近は運休日が多く……。
ともあれ、秩父と三岐はともに太○洋セメントの息がかかった会社として、今後も頑張って欲しいものです……。