長野県境の馬籠峠からチンタラ歩いて計5日半をかけた中山道・美濃路の旅は、関ヶ原を過ぎてしばらく山の中を歩いたところにある今須宿で終わります。今須宿界隈の東海道線は急勾配の連続につき、垂井・関ヶ原・柏原・醒ヶ井とは違って鉄道駅が設けられず、不遇としか言いようのないほどの寂れ方をしていますが、そんな今須宿を抜けて緩い坂を登ったところに、県境手前の踏切があり、ここから1〜2分の歩きでついに近江国・滋賀県に突入します。そんなタイミングで、30分間隔の米原行きがやって来たのは、美濃路完歩の御祝いとして実に嬉しいものがありました。
そう……美濃路の旅は、313系といいキハ75・25といい、JRC世代の近郊型車両を愛で、その魅力をいっそう認識する旅でありました。やはり鉄道車両たるもの、きっちりと風格を突き詰めた完成度であって欲しいものです。そして、何気に国鉄フォントを継承した形式・車番表示からして、JRC一般車両は国鉄近郊型車両の最も正統な後継者であることをひしひしと感じたのでした。
ちなみに、美濃赤坂〜大垣間にも乗りましたので、この区間で主力として使われている313系3000番台にも触れるべきかも知れませんが、夕方美濃赤坂から乗った際には平日と土曜休日の時刻表を見間違え、余裕を持って駅に着き駅舎スナップ写真を撮り始めたと思ったら発車のアナウンス (滝汗)。大垣駅も美濃赤坂行きは撮りにくい位置に停車するため、結局画像は省略です (^^;
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