ジャカルタでは車両面の大きな変化は一段落したものの、電化区間の延伸やダイヤの改定、そして編成替えなど様々な変化が続いており、少々目を離している隙にもアッと驚く新展開があります。その詳細は、いつもお世話になっておりますパクアン急行様のブログをご参照頂ければと存じますが、個人的にはやはり、スルポン=バンテン線のマジャ~ランカスビトゥン間正式電化開業に興奮しますね……。中間点のどうしようもないド田舎駅であったチテラスにも、電車乗降用のステップが設置され、複線化用地が確保された熱帯風景の単線区間を力走する205系の雄姿には感無量です。また環状線につきましては、アンケまで営業運転するようになった列車がカンプンバンダンの留置線まで回送されて折り返すシーンも新鮮ですし、10連・12連がそれぞれスルポン線・ブカシ線にますます取られた結果、ボゴール線が8連の巣窟の度を強めているというのもまたいとをかし……(利用客にとってはたまったものではないでしょうが。それはまさに、東海道線東京口で15連ではなく10連で来ることを知ったときの落胆の如し。もっとも、普通車が13両から8両に減るのに比べれば、ジャカルタの方が少々マシかも)。
というわけで、ボゴール~環状線運用の主力となっている8連のうち、東急8610Fの画像をアップしてみたく存じます。昨年8月の訪問時、8610Fは検査を受けて余り時間が経っていなかったと見え、総じて非常に美しい姿を保って日々姿を現していたのは嬉しかったですね……。先頭車腰回りの女性専用車ラッピング看板が撤去されてコルゲートが丸見えになったのも、極めてポイント高し!です。
そんなジャカルタの東急8500系ですが、東急田園都市線2020系の登場はもう少々ズレ込むようで、田都で依然として8500系の余剰が発生しないまま、来年から再来年あたりの中古車輸入禁止年限を迎えてしまいそうですね……。ということは、ジャカルタの8500系が引き続き部品不足の綱渡りを強いられることを意味しているのですが、性能が安定した車両として、KAI・KCJスタッフの手によって一日でも永く良好な状態を保つことを願っています。最大の爆弾はSIVでしょうか……。
そういえば、パクアン急行様のブログの最新更新を拝見しておりますと、何と!しばらく放置されていたブカシ線の複々線化工事がついに本格的に再開されたほか、マンガライ駅のセブンイレブンが撤退するなど、駅・線路インフラ面でも新たな変化が進みつつあるようで……。セブンイレブン、便利だったのになぁ~。そして、マンガライ駅全面改良工事の進展に伴い、ブキッドゥリ電車区に向かう線路も付け替えられ、かつての名撮影地は完全に様相を改めつつあるようです。もっとも、既に昨年にはマンガライ駅南東側の撮影地には入れなくなってしまい、撮影地生命は終わっていたのですが、こうしてまた一つ、最高に激しく百花繚乱だった時代に撮り鉄しまくった場所が変わって行くというのは、何とも寂しいことではあります。
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