地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急恩田通信・富山地鉄行8692F旅立ち編

2013-07-07 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 昨年大井町線の運用から離脱し、師走以来テクノの中に取り込まれた8692Fは、一時は余りにも動きがないため憶測が憶測を呼ぶという有様でしたが、やがて再び表に姿を現し、しかも大いに意外なことに富山地鉄への譲渡が明るみになったことから、個人的にはここしばらく俄然恩田ウォッチの気分が盛り上がっておりました (^^;)。しかし、そもそも部外者に過ぎない一介のヲタにとって、一番記録したいデヤとの連結による長津田送りシーンが一体何時展開されるのか全く見当もつきません。そこで、仕事との折り合いを付けながらなるべく小まめに恩田に通い、観察を通じて少しでもヒントを得ること、そして以前の地方譲渡車長津田送りとの類推で動きを予想することしかないのですが、何と今回は……恩田駅に掲げられた貼り紙により、午前2時に臨時回送を実施する旨が沿線住民に告知され、「嗚呼……新デヤになって初めての地方譲渡車長津田送りは沿線在住でなければ撮れない……!」という悲痛な呻きを上げるしかなかったのでした。



 しかし、回送の前には必ずデヤが恩田に現れ、日中の時点で連結してスタンバイするだろう……と思うわけで、動かずともせめて新デヤと大井町帯のままの8690系との連結シーンだけでも撮りたいと思いまして、運転予告日の夕方に改めて恩田を訪れてみたところ (日が長い今の季節は夕方の退勤後に恩田に向かっても十分光量を確保でき有り難いことです♪)、ををっ何と!期待通りに新デヤ2両+8692+8592の4連が撮りやすい位置に停車しているではありませんか!! しかも……大井町帯のままの8592+8692と、カラフルな新デヤの組み合わせがメチャクチャ格好良い!! (*^O^*) 嗚呼……こんな編成が日中は動かないとは勿体無い!
 それにしても、何故今回から地方譲渡車の長津田送りが夜間に変更になったのか……。確かに夜間であれば、他の列車が全く走っていないことから、わざわざデヤサンドにして長津田の本線上での折り返し時間を徹底的に削るという必要がなくなりますし、デヤサンドを作るため or 解くための入換作業も必要ではなくなります。デヤが恩田に到着し、構内踏切の手前辺りに停車させた後、アントが無架線地帯から譲渡対象車を引っ張り出し、デヤの位置まで押して行けばOK~。非常に簡略化された作業であるとしか言い様がありません。しかし夜間ですと、それはそれで関係者も徹夜しなければなりませんから、労務管理上やや面倒なのではないか……とシロウトとして思うわけです。まぁ何はともあれ、何らかの理由により、日中よりも夜間の方がメリットが大きいと判断されたのでしょうなぁ……。
 なお8693Fの3両につきましては、昨日の夕方改めて恩田を訪れたところ、既に長津田に送られた後であり、今回の画像のような出発直前シーンを撮影することは叶いませんでした。いつもお世話になっておりますKucing様によりますと、運行予告2日目の日中に恩田にてデヤの到着と連結作業を待っておられたものの、結局夕方まで姿を現さず……。しかし結局二晩連続で長津田送りが実施されたことが分かりましたので、どうやらデヤは深夜に恩田に送られたあとすぐに8693Fと連結して長津田へ向かったことが推測されます。となると……8692Fに限って日中このようなシーンが見られたこと自体奇跡ですし、裏を返せば今後はデヤの動き自体が完全にわけ分からず読み切れないということに……。
 何はともあれ、こうして富山地鉄に譲渡される8590系が無事に長津田に到着したということで、あとは甲種輸送の当日を待つのみとなりました……。


 何と8691F! 果たして今後どうなるのでしょうか……??

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