地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

富士急6000系2本目・Mc化改造車御尊顔

2012-01-23 00:00:00 | 貨物列車 (甲種輸送)


 JRE205系改め富士急6000系は、大月駅富士急ホームの有効長や利用客数に鑑みて3連となっており、2M1Tという構成であればあのジェットコースターのような急勾配の連続でも余裕の力強い登りを発揮するものと思われます。まぁ国鉄型車両のパワーは115・165・201系等で十分実証済みですから、205系もブレーキさえ万全であれば特に問題ないのでしょう (私は文系人間なもので車両技術については暗いのですが、これまで平坦地での活躍がほとんどであった205系を、「パーミル会」の一員であるほどの超!山岳路線に持って行くにあたっては、抑速ブレーキ的なものを増強しているのかも知れないですね……)。
 しかし205系の3連化・ローカル線転用にあたっては、制御電動車を生み出すために必ず中間電動車を改造しなければならないという金のかかる問題が (まぁこの点は東急8000・8090系も然りですね)。そこでJREでは南武支線としてクモハ204・205-1000番台 (クモハがない阪和線用1000番台とは全く無関係)、鶴見線用としてクモハ204-1100番台という珍車を生み出していますし、今回富士急6000系を生み出すにあたってもモハ205がクモハ化改造されています (富士急での呼称は単にモハとなるでしょうけど)。



 というわけで、ただでさえモハ205の先頭化は他に南武支線にしか見られないレアなものであるだけでなく、新たに取り付けられた顔はのっぺらな完全新品ではなく廃車クハからの流用品 (?) であるという点で、富士急6000系のMcは非常に興味深い存在だと思われるのですが、さらに「これでもか!」と言わんばかりに霜取り用 (?) ちょんまげ前パンが装備され (*^O^*)、しかも今回輸送された第2編成は田の字窓の量産先行車だというのですから、超絶珍車度はここに至れり! 地味でも濃いぃ車両を愛玩して止まない私のハートはもうメラメラと熱く煮えたぎり、降りしきる氷雨もなんのその、頭から湯気が立ち上るほどの (んなわけない ^^;) 興奮とともにひたすらシャッターを押し続けたのでした! (笑)
 しかし……帰宅して画像をチェックしたところ唖然……。1枚目のシーンではちょうど御尊顔の右側・横浜線ホームの端に変なジ○イが写っている……(ブルサンが切り離されてからDE10が連結されるまでの超限定シーンであり、しかも私の場合は横浜線ホームから移動してこの位置で構えてからDE10の連結まで僅か10秒ほどでしたので、全く気づかなかったという……T_T)。というわけで、レタッチ時に消去していることをお断りしております (^^;)。
 入換が一通り終了した後は大月方のDE10が切り離され、こんな感じで道路のすぐ脇に留置されておりましたので、フェンスの上にカメラを出して撮影してみたのですが、ちょんまげ前パンが写っていないと今ひとつフツーですね (^^;)。とはいえ、この車両について正面のみ帯がないという状態を撮影出来るのはこの日が最初で最後でしょうし、長期間長野工場住まいだったことを物語る車体の汚れや、何故かスカートにグルグル巻かれたガムテープ (?) など、如何にも怪しい風体であるのも甲種輸送時ならではでしょうから、これもこれで貴重なカットです♪
 今後は、果たしてどんなカラーリングを纏うかが最大の焦点といったところでしょうか。そして、3月にはいよいよ鉄コレで南武支線2連がリリースされるでしょうから、鉄コレで富士急6000系2種 (一段下降窓・田の字窓) がリリースされるのか否かも要注目でしょう。そして……6000系は観光列車ではないでしょうから、個人的には水戸岡デザインとならないことを激しく期待しております (ミトーカ化されたら写欲がゼロに近くなりそう……)。

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2 コメント

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Unknown (mnick)
2012-01-23 03:59:50
ご無沙汰致しております。今年もよろしくお願いいたします。

生まれも育ちも山手線沿線で、高校に入ってからは部活の関係で京葉線ユーザーとなった私にとって、田窓車は非常になじみ深い存在でしたので、全車解体にならず、譲渡されたことは心から喜びたいです。

私も、ミトーカデザインにはならずあくまで質素な塗装をまとってほしいと願っています。正直、全面ラッピングに文字だらけは勘弁です。
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Unknown (おっとっと)
2012-01-23 11:22:00
>mnickさま
 こんにちは、コメントどうもありがとうございます! こちらこそ今年も宜しくお願いいたします m(_ _)m
 田の字窓車は如何にも見てくれが古い雰囲気がしますので、部品取り用に全車解体となってしまうのではないか……と私も危惧したのですが、京葉線に転属したのち数年間しか走っていないということで、恐らくメルヘン顔車と比べて塩害にやられておらず、一段下降窓車にありがちな腐食も起こりにくいと思われますので、意外と買い物としては良い選択なのかも知れないですね。個人的にも、田の字窓の方が風貌がマニアックですので (笑)、譲渡は本当に嬉しいことです~。
 あとはとにかく、ミトーカにならないことを天に祈るのみです。「オリジナルのイメージを壊さないように配慮した」といわれる富山地鉄のレッドアローですらあの惨状ですから (怒)。
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