地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

JRW関西3扉転クロ礼賛 (2) 223系

2020-02-23 17:17:00 | JR発足後の車両


 本日は2月23日ということで、223系の画像をアップしてみるわけですが、221系と比べて椅子の数も優雅さも減ってつまらない電車だという第一印象も、それは221系という圧倒的にバブルな存在があればこそで、総じてJREとは比較にならないほど贅沢な電車が大量に新造されていったことに、正直なところ羨ましさを禁じ得なかったのは確かです。というわけで、221系同様、来れば大体撮っております。 



 それにしても、かつてはあれほど水色103系が走っていた阪和線が、今や223系と225系のみ=3扉転クロ車のみで運用されるようになるとは、今から10・20年前には夢にも思っていなかったものです。それだけ、南海本線と並行して走る阪和線には輸送力的に余裕があり、いっそのこと各駅停車から紀州路快速まで車種を揃えてしまった方が運用効率面で最高、という判断なのでしょう。もともと阪和電鉄→南海山手線あらため阪和線は、あらゆる面で外の買収国電と比べ別格だったものですが、その別格さはJRの時代になって一層際立っている(大都会で全列車転クロ化)というのは興味深いところです。
 関空快速、一時は外国人観光客で滅茶苦茶に混んでいたところですが、この先は一体どうなるのでしょうか。裏を返すと、未乗の関西空港アクセス列車に初めて乗るチャンスなのかも知れませんが (ラピートも乗ったことなし ^^;)、その前に是非、日本での武漢肺炎拡大が大したものではないことを祈るばかりです……。

JRW関西3扉転クロ礼賛 (1) 221系

2020-02-21 09:39:00 | JR発足後の車両


 先日、奈良所属のウグイス201系が、225系の追加新造→東海道山陽筋の221系置き換え→奈良転属という玉突きにより、近い将来全廃となるというニュースが流れましたが、本来はJRW発足直後の京阪神新快速の華として圧倒的存在感とともに登場した221系が、ついに登場31年にして天下の複々線から去るというのは、これもまた時代の流れと言えるでしょう。しかし221系は、JRW発足直後の勢いやバブルの残り香の中で大量増備され、しかも3扉であるため、117系と比べてはるかに汎用性が高く、更新工事を受けながら依然として関西アーバンネットワークの主力であり続けているわけで (とくに奈良は今後、221系の圧倒的天下に)、設計当初のコンセプトの素晴らしさを一貫して実証し続けているように思います。



 そんな221系、個人的にも好きな車両で、結構撮り貯めているのですが、103・113・117系撮影のついでであることは否めなかったため、当ブログへのアップもこれら国鉄型車両が最優先で、結局撮ったきりHDの肥やしになっている画像がたんまりと……(滝汗)。そこで、このような報道があったのを機に、以前撮った画像を掘り起こしてレタッチしてみました。
 う〜む、転落防止の羽根が付いていない姿は流麗で良いですね☆
 しかし同時に思い知らされたのは、羽根つきの姿を撮った手持ち画像が非常に少ないことです。それだけ、これまでの個人的221系撮影が、国鉄型車両撮影のついでであったこと、そして最近は関西での出張ついで撮り鉄をする機会が減っていることを思い知らされたのでした……(滝汗)。


南海高野線徒歩鉄 (1) 30000系りんかん

2020-02-14 17:54:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 最近何となく、南海界隈が趣味的にザワザワしているような気がしてきたのですが、そこでそういえば、昨年7月に徒歩で高野街道を完歩し高野山に登ったついでに撮り鉄もしたのを思い出しました。そこで、順次レタッチして参ります。
 まずは、三日市町を通過して、本格的な紀見峠越えモードに入った特急「りんかん」です。夜行高速バスをなんばで下りて「南海そば」をすすり、ホームに出てみると、30000系8連の「りんかん」に「重連キター!」と大喜び♪ 先行する6000系急行で三日市町に向かい、駅前から高野街道を南下することしばし、ちょうどカーブに着いたところで、8連の「りんかん」がやって来ました☆



 しかし……撮り終わった後で遺憾が。アウトカーブで撮ると、全然8連感を感じられないではないですか……(苦笑)。それでも、平日の朝であればこんなカッコ良い8連を撮れるのか!という、関東人にとっては新鮮な発見がありました。
 それはさておき、ポポンデッタ製の南海30000系、遅れに遅れを重ねてようやく今月発売、と公式HPで謳っているようですが、果たして出来はどんなものでしょうか。予約していないもので (^^;)、ネット上でレビューを目にするのが楽しみです。最近の提携からして、中国KUNTER社で作らせているのでしょうか……(根拠のない推測でスミマセン ^^; →だとしたら完成品の見映えは、CRH380Aの出来映えに照らして悪くないはず)。個人的には、初代「こうや」20000系の神がかった出来映えからして、マイクロに作って頂きたいものですが……。

関西線時代のJRC213系5000番台

2020-02-12 21:49:00 | 国鉄型車両


 先般、JR東海は315系の新造を発表し、211系5000番台が置き換えられることになりましたが、既に飯田線に転じた213系5000番台は、トイレ設置やワンマン化などの改造を受けたこともあって、しばらくは安泰でしょうか。
 もっとも、飯田線に転じる前の213系5000番台は、デラックスさを強調した2扉転クロが、逆に急増する客に対応する上で徒になり、飯田線に回される前の一時期は、関西線や中央線で用いられながらも、かなり持て余した存在であったようにも記憶しています。



 というわけで、今から9年少々前に亀山で撮影した213系5000番台の4連シーンを、外付けHDから掘り起こしてアップしてみます。90年代に18きっぷ旅で関西線に乗る度に、165系が消えたのは寂しいと思いつつも、213系の転クロの豪華さにすっかり気を良くし、しかも当時まだまだ関西線は空いていましたので、ラクな気分で乗ったものですが、313系3000番台が関西線で大活躍する時代になると、混み混みな車内でショボーン……(それでも3000番台はボックスシートゆえ文句は言えませんが。笑)。亀山にて、ラッシュ時以外はこんな感じで寝ていた4連を眺め、嗚呼もったいないと思いつつ、何故同じ顔でも213系は211系とは桁違いの豪華車両に見えるのか……とひとしきり思案に耽ったのでした。やっぱこの手の2扉車って、ある種の憧れが詰まっているように思うのは私だけでしょうか。
 (JRC発足後の登場ですが、記事カテゴリは国鉄型としました)

相鉄の世代交代進む@相模大塚

2020-02-11 12:56:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 このたび、国産連節バスの第一陣にして、横浜市営バスの市内中心部向け新車でもある「BAYSIDE BLUE」が公開され、あたかも相鉄のYNB塗装を薄く明るくしたような雰囲気に目を惹かれましたが、この結果ゆくゆくは現在の市内中心部バス「あかいくつ」が引退するのでしょう。今のうちに撮っておかないと……。
 一方、本日は相鉄12000系の第6編成が甲種輸送されているようです。12000系はあのクオリティと快適さですから全く文句ありませんが、これでまた1本、新7000系が消えるかと思うと、昭和ヲタとしては寂しいものがあります。



 というわけで、そんな節目にあたり、昨年10月14日の相鉄7000系さよなら撮影会に先立って相模大野で展開された、12000系・新7000系・20000系の並びをアップしておきます。もちろんこれは当日の企画でも何でもなく、このシーンを撮影してしばらくした後、真ん中の7753Fは出庫してしまいましたが、イベントの本務編成である12000系と、本線側の目隠し (?) 編成である20000系のあいだに、朝方のみながらも新7000系が並んだのは、実に相鉄の世代交代を印象づける名シーンであったと信じて疑いません。新7000をここに入れるように指令員氏が仕向けていたとしたら、間違いなく神です。
 それにしても、最近20000系は踏切事故に遭ったり調子が悪かったりでイマイチな御様子 (休車?)。ポポンデッタから発売される模型も遅延に遅延を重ねているようですが、ここに来て武漢肺炎ですから、中国の工場もどうなってしまうのでしょうか (予約はしていない)。そのうち20000系は量産車が現れ、模型もKATOからFシリーズの一環として発売されることを切望しているのですが、とりあえず20000系には、12000系にすっかり最新鋭としての存在感を持って行かれてしまった (?) のを挽回するのを期待したいと思います。