そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

中国発生の”ギョーザ中毒”を考える

2008-08-07 | 政治と金

やっぱり中国でギョーザによる中毒事件が起きていた。問題は二つある。どんな中毒事件だったかということと、発表をした時期の奇怪さである。

事件の概要は、詳らかにされていないが日本向けの商品が返却されたり売れなくなったから、どうやらそれを使ったらしいということである。通常は出来合いの高い商品を、中国人はあまり買うことがない。

日本向けの、加工ギーザを安く販売したのなら、それこそ国内問題になりはしないか。日本ほど騒がれることはないと思うが、国民をばかにした行為であるといえる。多分に日本人が思うほど、騒がれることはないだろうが、これからの中国の在り方を見るいい機会にはなる。

日本で起きたのと同じようは症状だったのかどうかも問題である。症状の問題や、中国当局がどのように対応したのかも興味あるところである。

もうひとつの発表時期の問題であるが、高村外務大臣は中国から口止めをされていたと言い訳をしている。洞爺湖サミットの直前だったので、中国側の言い分に配慮したとのことであるが、これはおかしい。

もう一月前に、サミットは終了しているが、その間になぜ発表する機会がなかったのか? 中国側に配慮して、途中経過でも良かったのではないか。

それよりないにより、ではどうしてこの時期かということである。オリンピック直前の時期の発表はおかしい。どこかがリークしたのなら、その元を発表するべきである。

中国側が最も困惑する時期を狙った、ギョーザ中毒の国内発生の発表は、絶妙のタイミングで中国側は困惑していることであろう。外務省は、中国が困惑する時期を狙ったのか。

これは、外務省が隠ぺいしていたのであろうか? それとも、外務官僚がもみ消しを図ったのではないか? それとも、すっかり忘れていたのであろうか?

昨今の官僚の不祥事を見るにつけ、どうやらこれは世間知らずの官僚の怠慢が起こした結果ではないかと思われる。それほど堕落しているのかと思うと、少々情けなくなる。今後の展開で、新たなことがわかってくることであろう。

コメント (1)
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