そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

そもそも汚染水をため込んでいたのは危険を認めているからだろう

2023-07-03 | 原発と再生可能エネルギー

公明党代表の山口那津男は昨日(2日)、東京電力福島第1原発の汚染水の海洋放出について「海水浴シーズンは避けた方が良い」と述べた。
政権のコバンザメ公明党だからと言って、許されるものでもない。飲めるほど安全だといって憚らなかった与党の中にいて、危険だと言ってのけたのは立派であるが、なんとも締まりない政党である。
トリチュウムは安全で世界各国で垂れ流している、日本だってやって構わないというのが、政府の方針である。安全なら何故希釈する。安全なら原液で廃棄すべきである。無害なら何故1キロもトンネル掘って沖に廃棄する。
トリチュウムの安全については発がん作用など多くの異論ももあるし、基本的に排水でありトリチュウム以外にも、多くのものが含まれている。汚染水の貯蔵タンクが一杯になったから、海洋に廃棄させてくれというのが本音である。
色んな理屈を並べて居るが、そもそもため込んでいたのは危険性を国も認めていたからない他ならない。無害であるなら当初から海洋に廃棄すればいいものを、ここまで持ったけど勘弁してくれというものである。そんな危険なものずっと持ち続けて居ろ!ため込んでいろ!
これまで、電力会社や研究者や政治家や数多くの識者が寄ってたかって、原発の安全など国民を騙し続けてきた。そんな輩の言葉を信用しろというのが間違いである。
海洋投棄をして、廃液が処理されるのは、新たな稼働につなれるためである。汚染水はどんどん貯めて、原発ムラの連中が、いつまでも忘れないために、どんな大金を払ってもいいから永劫に貯めつづけなければならない。多分その方が安上がりになる・
でないと、彼らは頃合いを見計らって、再稼働新設を言いだすに決まっている。


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