そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

環境に負荷をかけない謳い文句の太陽光発電が全国のへき地や環境を破壊する

2024-05-25 | 原発と再生可能エネルギー
福島市街地を見下ろす百名山・吾妻山の景観に市民心を痛めている。大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の工事で、山肌がむき出しになっているのである。冬に積もっていた周囲の雪が解けたころからいっそう目立ち、市には多くの苦情が寄せられている。
民主党政権時代に理系の菅直人総理が、民間の住宅の屋根の半分に太陽光発電を設置することを進めていた。政権の座に返り咲いた自民党政権は、「忌まわしい民主党政権時代」とこき下ろした。再生可能エネルギー電力の買い上げ金額を32円からいつの間にか12円まで下げ、民家の屋根にソーラーパネルは設置しなかったが、原発をベースロード電源にした。
ガソリンの市価が高騰すると、トリガー条項を発して国が補助するシステムさえ反古にした。
代わって、ソーラーパネル発電には巨大化する企業を積極的に支援する。
福島は実績があるカナダ企業が進めている事業である。ここは宅地やゴルフ場が計画されていたところで、バブル経済崩壊などで頓挫したところである。
後処理などを巡って、行政にとり入ったのであろう。
ここは町から見えるため、見栄えが悪いということで大き王な問題になっているが、阿蘇周辺ではこの数倍のメガソーラーが建設中である。sらには巨大風力発電も。
再生可能えなるぎー施設の建設が、住民の景観だけに限って、それも重要ではあるが、本来はこうした建設が自然破壊を伴うものだということを重要視しなけれbならない。
福島で言えば、多くの昆虫や鳥たちの棲息場所が奪われ、木々が伐採されて山地の保水力が失われ、様々な障害が起きることも、草木の放つ酸素や空気の浄化などは全く考慮されていない。
景観に特化した反対は根が浅く、再生可能エネルギーの未来を見誤る危険を含んでいる。


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