細田博之衆院議長は昨日(13日)、議長公邸内のホールで記者会見を開き、議長の辞任を正式に発表した。会見は30分と時間制限され、カメラは一台で、指名された各社からは一名だけが一問の質問が許される、何様のものだというものである。細田派国会議員としての活動は続け、次期衆院選にも出馬する意向も示している。
歩くのも喋るのもままならない。議長辞任する理由は解りもするが、議員としての姿勢が全くなっていない。
記者会見の目的は、議長に就いてから全く無言で通した細田の女性問題、セクハラの真相と、なんといっても統一教会との深くて長い付き合いと、関係の説明である。
「週刊文春」に報じられた女性記者や自民党職員へのいくつかのセクハラ疑惑であるが、細田は事実関係を全面否定した。「単なるうわさ話として言われていると思っている」と主張するに終わっている。
統一教会との間に「特別な関係はない」として会合に呼ばれたため参加した程度の認識だったと述べた。安倍総理に集会の内容を報告したのかと問われ。「報告していない。あれはリップサービスだ」と平然と述べた。
統一教会には嘘ついたことになるが、平然としたものである。長年お世話になった統一教会に何の恩義も感じないのだろうか。こんな人物が派閥を治めたり議長になったりと、そもそも国会議員になる資格があるんだろうか?
日本には死者に鞭を打たないだとか、病人への同情を優先する風潮がある。弱者を労わる風潮はあっても構わないだろうが、国会議員は公人である。しかも国権の中枢にいて、数えきれない悪行を重ねてき他人物である。
時あたかも、ジャニー喜多川の性犯罪が大きな問題になっている。彼は4年前に亡くなっている。死者に思いっ切り鞭打っている。
亡くなったからとか辞任したからと言って、手をゆる緩めるべきではない。特に悪行の限りを尽くした安倍晋三、日本を軍事国家へと導いた滞在を見逃すべきではない。