昨年7月1日に、集団的自衛権行使容認の閣議決定をしてから、僅か14カ月少々で日本の容を大きく変える法案が可決された。SEALsの若者たちの呼びかけに応じて、毎月19日にはこの法案の矛盾点と違法性、そして何よりも反平和主義に対して書き込む日としたい。
この法案には、次の大きな異なる側面が三点ある。
一、憲法違反としての大きな問題。然しこの入り口にこだわっていては安倍晋三の思うツボでもある。
二、世界情勢は危険に満ちているか? 個別的自衛権についても30年以上討論しているが、それらを全く否定しなければならないほど世界情勢は危険が迫っているのかということである。それほど急がなければならに世界情勢とはない。
三、出てきた法案に問題はないか? 矛盾点の指摘が弱くなるように、10本の修正法案と、新たな法案をまとめて出すという、法案提出の仕方を見るだけで、その意図が解るというものである。余りにも杜撰な内容が多い法案であるということが判っている。
先ず、一、の点であるが法律の専門家の90%が違憲と判断しているから、これは憲法違反であることには間違いないが、それでもやりたいのは、二、三を理由にしているからである。
二、世界は危険な状況になってきたか?確かに中東では、ブッシュの落とした爆弾で異常な状態になってはいる。しかし、これには直接日本が防衛しなければならないことはない。世界情勢は東西冷戦時代に比べて格段に、安全弁の数が多くなっている。
アメリカは冷戦時代に中国に接するために、ピンポンの選手に紛れて入国するしかなかった。対立国には何の交流もなかったので、簡単に大韓航空機事件のようなことが起きた。ところが今は、中国の最大の貿易相手国はアメリカであり、アメリカと中国には閣僚間のホットラインすらある。経済的にも文化的にも交流のパイプは一層太くなっている。
要するに政治的・軍事的に対立を装っているとしか言いようにない関係といえる。政治家にとって緊張関係が欲しいのである。本気度は疑いもなく低くなっている。
危険な世界情勢は、安倍晋三が靖国や尖閣を用いた演出に他ならない。
三、戦争の理解がとてもクラッシクで、現代の戦闘状況からは大きく離れた理解によって、安保法案が形成されている。日本の戦国時代ではあるまいに、戦場に前線と後方を別けて、後方にいますから、戦闘が始まると撤退しますからとは、現代の戦争や紛争などまるで理解していない。参戦が前提の法案なのである。
法案が成立する以前に、自衛隊幹部がアメリカに法案の成立の時期も内容もその後の対策も、すでに約束していたという事実は、この法案が世界情勢などに対応するために重要なのではなく、アメリカに従属することこそ重要のだということが判る。
それは今日、日本の現役首相として初めてアメリカ艦船の乗船して得意げになっている、安倍晋三の姿を見ればわかる。
山本太郎の指摘を待つまでもなく、アーミテージの要請に沿ったシナリオで粛々と進められていたことが判る。つまり、一の憲法との問題などは、全く関係ないアメリカ従属のための法案であることが判る。中谷防衛大臣が述べた通りに、法案のために憲法をどのように解釈するかということで始まったのである。彼らに違憲性などどうでも良いことなのである。
この法案には、次の大きな異なる側面が三点ある。
一、憲法違反としての大きな問題。然しこの入り口にこだわっていては安倍晋三の思うツボでもある。
二、世界情勢は危険に満ちているか? 個別的自衛権についても30年以上討論しているが、それらを全く否定しなければならないほど世界情勢は危険が迫っているのかということである。それほど急がなければならに世界情勢とはない。
三、出てきた法案に問題はないか? 矛盾点の指摘が弱くなるように、10本の修正法案と、新たな法案をまとめて出すという、法案提出の仕方を見るだけで、その意図が解るというものである。余りにも杜撰な内容が多い法案であるということが判っている。
先ず、一、の点であるが法律の専門家の90%が違憲と判断しているから、これは憲法違反であることには間違いないが、それでもやりたいのは、二、三を理由にしているからである。
二、世界は危険な状況になってきたか?確かに中東では、ブッシュの落とした爆弾で異常な状態になってはいる。しかし、これには直接日本が防衛しなければならないことはない。世界情勢は東西冷戦時代に比べて格段に、安全弁の数が多くなっている。
アメリカは冷戦時代に中国に接するために、ピンポンの選手に紛れて入国するしかなかった。対立国には何の交流もなかったので、簡単に大韓航空機事件のようなことが起きた。ところが今は、中国の最大の貿易相手国はアメリカであり、アメリカと中国には閣僚間のホットラインすらある。経済的にも文化的にも交流のパイプは一層太くなっている。
要するに政治的・軍事的に対立を装っているとしか言いようにない関係といえる。政治家にとって緊張関係が欲しいのである。本気度は疑いもなく低くなっている。
危険な世界情勢は、安倍晋三が靖国や尖閣を用いた演出に他ならない。
三、戦争の理解がとてもクラッシクで、現代の戦闘状況からは大きく離れた理解によって、安保法案が形成されている。日本の戦国時代ではあるまいに、戦場に前線と後方を別けて、後方にいますから、戦闘が始まると撤退しますからとは、現代の戦争や紛争などまるで理解していない。参戦が前提の法案なのである。
法案が成立する以前に、自衛隊幹部がアメリカに法案の成立の時期も内容もその後の対策も、すでに約束していたという事実は、この法案が世界情勢などに対応するために重要なのではなく、アメリカに従属することこそ重要のだということが判る。
それは今日、日本の現役首相として初めてアメリカ艦船の乗船して得意げになっている、安倍晋三の姿を見ればわかる。
山本太郎の指摘を待つまでもなく、アーミテージの要請に沿ったシナリオで粛々と進められていたことが判る。つまり、一の憲法との問題などは、全く関係ないアメリカ従属のための法案であることが判る。中谷防衛大臣が述べた通りに、法案のために憲法をどのように解釈するかということで始まったのである。彼らに違憲性などどうでも良いことなのである。
悪の限りや不正の限りを尽くすアベ自民コーメーとその同類項らは何としてでも葬り去られねばならぬ。