そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

戦争や地域紛争の現場がAI、ロボット化が更に高度化する

2019-10-16 | AI
凄まじい勢いで殺人兵器が進化している。人工知能(AI)の進化が兵器の形をすっかり変えている。しかも発展途上である。安価であることとスケールが小さいことなど、テロリストが使用するにはもってこいの兵器である。
ドローンはさらに進化し多様化し、平和産業に大きく貢献している。中国では極めて小型のドローンで地方都市の空を埋め尽くす技術を紹介している。自衛ならまだしも攻撃に使われると外部との遮断が可能である。個人を特定する技術は中国が長けている。小さな部屋や空間への侵入も可能になりつつある。ロボットが極めて特定に人物を殺傷することも可能となる。
極めて危険な戦闘地に人的被害を考慮することなく侵入し、状況判断も攻撃も可能である。無人の戦闘機は兵士に恐怖心を与えるのに十分である。士気を削ぐことは重要な戦術である。狙撃技術は人間の比ではない。
先月のイエメンの反政府団体による、サウジアラビアのドローンや無人機による石油施設の攻撃は、200キロ以上航空をしても見つかることがなかった。かなり高い防空総設備が備われていたであろう、サウジアラビアの監視を易々と突破した。いまだに飛来方向すらわかっていない。飛来した無人機はどれ一つとして作戦を失敗していない。使命以外にないも持たないロボットは便利である。

こうした動きに倫理観の導入が各方面で検討されている。殺人型ロボットの開発の自粛や、正当防衛権をロボットには与えないといったりする類のものである。国家の縛りの中であれば、ある程度は可能であろう。しかし、化学兵器や核兵器など自粛の総論には異論がなくても、結局は国家や宗教などの理由を並べて各論では所有するか使用することになる。ましてやテロ集団であればそんな倫理観などお構いなしである。
戦争が科学技術を展させてきた事実は否めない。国家は戦争協力する科学者を科学技術に湯水のごとく金をつぎ込む。そして現代のこのようなハイテク技術の開発は、戦争の形を大きく変えた。21世紀には国家間の戦争など生じないだろう。宣戦布告なき地域紛争やテロ行為の恐怖が起きるだろう。
ロボットによる戦闘は多くお人類を殺傷し、対抗して新たなロボット兵器を生む。この繰り返しである。いい加減人類は、武器による平和などは見せかけのものである事を知るべきである。

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1 コメント

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戦争は産業を発達させてきた。 (mobile)
2019-10-17 09:28:28
「スイスの500年の平和が生んだものは鳩時計だけだ」という有名な文句がある。
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