子どもの自殺者が過去最大である。大人の自殺者がこのところ減少気味なのと対照的である。子供の貧困だけが原因ではないだろうが、
昨年度の自殺の原因が居発表されたが、家庭の問題が41人、親などの叱責が30人、進路の悩みが28人、いじめが9人など、最も多かったのは不明の194人で全体の6割近くにを占めている。いじめは意外に少ないのは、社会問題になることが多いために印象からのものかもしれない。どうもやりきれない、日本の未来にかかる暗雲を見る気がする。
少子化社会による耐久力のない子供たち、友達の少ない子供たち、核家族化による大人たちの我儘、他人との付き合い方の脆弱性などがある。
安倍晋三が政権を採ってから右肩上がりなのも気になる。子供が社会の反映でもある。格差社会の拡大も子供たちに反映されている。
中東の戦闘地やテロ地域やアフリカなどの教育インフラの未整備の国や地域の子供たちは、何を希望するかと問われると、「学校に行って勉強がしたい」とほとんどの子が応える。日本は不登校や引きこもりの子供たちが溢れている。この落差こそが教育の本質を語っている。
教育の場が子供たちが本来持っている知識欲や遊び心それに自由な発想を現代教育は阻害している。フィンランドの教育にヒントgるように思えてならない。選択式の試験、宿題の義務、統一テストによる学力評価と比較、美術や音楽を置きざりにした教育体系が、本来持っている子どもの発育を阻害しているのである。