そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

人口過密が生んだCOVID-19の世界的なまん延

2021-08-05 | 新型コロナウイルス

ジェンスホプキンス大学の集計によれば、世界で新型コロナ(COVID-19)の感染者が2億人を超えた。今日(4日)日本全国では新規感染者15259人であった。
東京が5042人と過去最大であり、首都圏3県もそれぞれ過去最大で9165人で、一万人に迫っている。日本全国の60%が首都圏である。多分面積としては2%にも満たないであろう。これは異常な人口密集による地域の問題ともいえる。日本の人口は減少の一途であるが、東京は唯一5%増を続けている。
都会の経済活動は横暴である。私たちが大地に根差さなければ生きていゆけない種族であることを、コンクリートと鉄とガラスに囲まれた都会生活では認識することすらない。大気を穢し水を汚し食料を過大に地方に求める。
北陸の石川県が感染者の少ない日本海側でありながら多いのは、新幹線の開通によって首都圏と直結したためだと、人流を参考に北国新聞が分析している。効率を求めて経済活動は大型化する。人の動きもこれに沿ったものとなる。
新型コロナの蔓延は、人類の横暴な経済活動への警告である。
今日新たに8県ほどがまん延防止の対象になったが、こんな小出しをするようでは何の対策にもならない。後追い後追いを対策を見慣れた菅政権であるが、在宅治療を勧める国民の命を全く考えない対策を繰り返す。
今日になると自宅治療は医師の判断であるとか何とか、全く優柔不断極まりない内閣である。

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