楢葉村宝鏡寺に震災20年となる今年3月11日にこの碑が建てられた。
碑にはこのような文章が書かれている。
電力企業と国家の傲岸に
立ち向かって40年力及ばず
原発は本性を剝き出し
ふるさとの過去・現在・未来を奪った
人々に伝えたい
感性を研ぎ澄まし
知恵をふりしぼり
力を結び合わせて
不条理に立ち向かう勇気を!
科学と命への限りない愛の力で!
この石碑は、宝鏡寺住職の早川篤雄氏と、京都に住む立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長の安斎育郎が建てたものであだ。ともに今年81才になるが、半世紀近く原発反対運動を共にしてきた。
事故が起きてから、原発の恐ろしさを初めて知った方々、その被害者の被害に水を差すわけではないが、原発が稼働していた時に、彼らの警告に冷淡であったことを強く反省すべきである。膨大な資金をもらい受け近隣町村とは格段に整備された道路、街灯、学校や公民館など公共施設を自慢していたではないか。原発被害地域の圧倒的な住民は、早川さんや安斎さんの訴えに真摯に聞いていればと反省願いたい。その上での被害者としての訴えを主張願いたい。
長年反原発活動をされていた京都大学の助手であった小出裕章さんは、「原発巣したら止められますかとの質問を受け」次のように答えている。「それがわかれば私はここにこうしていない。止めることができなかったから事故まで起きた」と述べている。
この碑は、「原子力明るい未来のエネルギー」と原発を称えた圧倒的多数の住民への、皮肉を込めたアンチテーゼである。
オウム真理教でも麻原や幹部が悪いみたいな話がありますが、それを支えた信者こそが実行部隊だった。もっとも洗脳が入っている場合はどこまで信者に責任を問えるのかということもあり、洗脳(悪質な誘導)はとてつもない重罪にしないと統治軸的にまずいです。
殺害はわかりやすいのでまだ捜査もしやすいですが、人物破壊(色々な意味での精神破壊、地位破壊など)だととても認識しにくくなるのでガンガン使われる傾向があります。