そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

食が裕になり劣化した畜産製品を生み環境を悪化させる

2020-11-11 | 農業と食

人間は裕になると動物たんぱくの摂取量が増える。上の表は左が収入の多い国々、右が中等度から貧しい国々の人達の、たんぱく質の摂取の様子を表したものである。1961年から2050年までとなっているが、2030年と2050年は予測である。
下から順に、大豆を含む穀物、果実と野菜、肉と乳と玉子(畜産物9、その他となっている。これは非常に解り易い表である。裕かな人たちは、畜産物が多いだけといえる。収入の少ない国の人達の総量は裕なかな国の人達とあまり変わらないところまで来ているといえる。
人間は裕になると、たんぱく質を上げる。昆虫や両生類などから魚へ、そして鶏肉から豚肉へ、そして牛肉とグレードを上げてゆく。プロテインラダー(蛋白の梯子)と言われるものである。
ところがこの梯子の上に行けば行くほど、高価になってくる。そして高価になっても購入できる階層がこれを求める。高価になる理由は簡単である。高価になり理由は、穀物への依存度を高めるためである。穀物は基本的には、人と競合する。牛肉の場合は、穀物が蓄えたエネルギーを130分の一に落として牛肉に変える。
最もましな玉子でさえ8分の一に落とす。農業が人の食料としてではなく、より高価な畜産物に変換する、「畜産加工業」として農産物が使用されるのである。
先進的と言われる近代化された畜産は、遺伝子組み換え化学肥料や農薬をたんまり収穫量のために使われている。それを、家畜たちは飽食させられているのである。
輸入量も大量である。日本はほぼ2000万トン輸入している。人と同じ消費量である。家畜用輸入穀物が食料自給率を下げていることもあまり知られていない。
無関税で安価で安易な穀物多給に依存する畜産形態は、家畜のに生理に反するばかりではなく、大量の糞害をおこし環境破壊につながり、そもそも良質の畜産製品は生まれません。
先進国の畜産品のほとんどが、多くの問題を抱えた不健全な畜産製品を生産している。裕になることでそれは更に加速し、肥満が増えることになる。

菅の再稼働容認を受けて、40年を超えた老朽原発再稼働要請する高浜町議会

2020-11-10 | 原発と再生可能エネルギー
原子力発電は近代的な施設でもなければ、最先端技術を駆使したものでもない。原発は単なる蒸気機関である。18世紀に産業革命の元なった蒸気機関と原理はなんら変わらない。ワットは石炭を使ってお湯を沸かし、吹き出す蒸気の力を利用し、産業革命の礎となる蒸気機関を作ってエネルギーを引き出したのである。
原発は石炭に代わって、緩慢な核分裂を引き起こし熱を取り出し、お湯を沸かす産業革命時代の施設である。何かしら核施設であるから、最先端技術と勘違いしてはならない。日本の多くの原発は、コンピューターもなければコンビニすらなかった時代の遺物である。原発の寿命は20年とも30年ともいわれるが、とりあえず40年とされてきた。世界的にも廃炉の基準は40年がいいところである。40年は推進派の上限年である。

その40年を超え老朽化が進む関西電力高浜原発1、2号基について、立地する福井県高浜町の議会は、6日原子力対策特別委員会を開いて2基の再稼働を求める請願などを賛成多数で採択した。12日に臨時本会議で結論が覆る可能性は低く、全国初となる再稼働への町議会の同意がなされることになる。
大飯街には作家水上勉の若州・一滴文庫があるが、行政は反原発を唱えていた水上勉を干した形である。狭量な行政であるが、菅義偉の原発再稼働容認を受けての、再稼働に走ったのである。
もう一つ、宮城県も村井知事が東北電力女川原発再稼働への道を開きつつある。女川原発2号基の再稼働につい村井知事が地元同意を表明する意向を固めたといわれている。実質的な菅義偉の原発再稼働へのゴーサインは、原発容認派を活発化させることになる。

日本を先取りする北海道コロナ、感染が広がる

2020-11-09 | 新型コロナウイルス

例年より一週間遅れて札幌に初雪が到来した。ウイルス学者は当初から、秋冬はもっと増えると夏真っ盛りの新型コロナ発生を評価していた。日本で最初に冬を迎え入れるのが、冷え冷えとした北海道である。
今日(9日)は都道府県別でトップの新規感染者となった。北海道内で過去最高の200名で東京を上回り、札幌では144名と7割以上を占め圧倒的である。147名がホテルを含めた収容所がなく、自宅待機を強いられている。日本全国がこの冬迎える現実を先取りする北海道である。日本での発祥の発端も冬の北海道であった。
冬期間は閉塞した空間に人々は住む。冬期間は湿度が低くなり乾燥した空気がウイルスの感染能力時間を延ばす。新型コロナウイルス(COVIDー19)はなくなることはない。これmで解っていることは、この奇怪なウイルスの細胞内侵入後の生体への影響である。多様な違和感に続く発熱、排菌そして体内の伝搬などである。ウイルスは生体外では、これまで数分で感染能力を失うと我々は教えられたが、条件によるが3日ほどは感染能力を失わないようである。
このウイルスの多様性から、ワクチンの開発がどこまで可能か羅漢的になってはならない。無症状感染者が不明のまま排菌する環境がなくなるとは思えない。
世界は国の数だけ、あるいはそれ以上の数のコロナ対策を出したが、どれが正しいかわかっていない。どの対策にも欠点があり利点もあった。
はっきり判っていることは季節変動である。


真っ先にバイデンのやらなければならないこと

2020-11-08 | アメリカ

トランプはアメリカの国際貢献を悉く潰してきた。そのことでアメリカの経済が好転したとか失業率が減少したというのは、アメリカンファーストその国際的な航空自由化協定ものであって超大国が世界に占める意識がないということに他ならない。トランプの失脚は世界の幸運であるが、バイデンはさっそっく取り組まなければならないことがある。特にアメリカが長年かかって交渉の結果積み上げて、高い評価を受けてきたものの復活に取り組んでいただきたいものである。
先ずはなんといってもパリ協定である。2017年6月にトランプが、アメリカ経済を圧迫すると温暖化対策を放棄したことである。大統領選の結果が判明する前の11月4日に失効している。バイデンは真っ先の仕事として復活を明言してる。
8カ国が長い時間をかけてやっとこぎつけた、イラン核合意である。不完全なことは承知でまずはイランをテーブルにつかせたのである。其処から次を目指せがよい。ドイツの外交努力は大人である。目先の経済性とイスラエルのご機嫌伺いのために、トランプは離脱した。イランに核開発をつづけさせる口実を与えたトランプの責任は大きい。
東西冷戦時代にソビエトと合意した。中距離核戦力全廃棄条約(INF条約)を2019年2月のトランプはロシアに通告した。これはプーチンに核兵器増強のいい口実を与えた。相手に先に言わせたプーチンの方が数枚上手である。
冷戦時代にレーガンとゴルバチョフが結んだ由緒ある二国間の条約の回復は困難であろうが、バイデンがトランプが壊した国家の品格や大国の果たさなければならいにことを言うのなら別の形でも復活願いたいものである。
国連人権委員会を2018年5月に、トランプは離脱した。「偽善的で自己満足のための組織」「『人権侵害国』の擁護者で、政治的偏見の汚水槽」と汚く激しい言葉で国連人権理事会を批判している。離脱のはっきりした理由はわからないが、イスラエルへの配慮なら大きな問題である。むしろ残って協議の場を守るべきである。
WHOから、中国の悪口を並べて捨て台詞のように言うのは情けないが、トランプは2020年5月に離脱を表明している。米中経済戦争の最中にコロナを中国がばら撒いたといい続けた。大統領選に向けたパフォーマンスであろうが、残って協議の姿勢を示す方がよほど、遠回りに見えても有効というものである。少なくともアメリカを席巻する新型コロナは、武漢型とは異なるが、トランプはお構いなしである。
今回のアメリカ大統領選挙は、アメリカ民主主義の底の浅さと劣化を露呈したといえる。敗北したとはいえトランプはオバマの得票数を上回り、当初の劣勢を後半回復し検討したといえる。トランプ支持者が掘り起こされこれほどの数になったことは驚きといえる。
それにしても敗北を認めなず駄々っ子のような醜態をさらけ出す候補者がこれまでいただろうか。

河井夫妻の選挙資金の追及を学術会議でほっぽりなげである

2020-11-07 | 石破茂

110名もの日本の選りすぐられた有識者たちのご意見を伺うの僅か10億円しか負担していないのに、大騒ぎである。明らかに安保法制や共謀罪に反対をしていた人6名を狙い撃ちの不法行為である。そのことを言えないから、無数の矛盾が露呈する。すんなり認めれば話は収まるが、菅はそれをやらない。任命拒否は引き下げない。野党はここぞとばかり懸命にここを責める。だから野党は繰り返し質問する。
しかし、これはいくらなんでもおかしい。菅は壊れたレコードのように、「人事に関することで答えられない」とか、目先を変えて「学術会議の在り方」と、任命とは無関係の事を繰り返すだけである。
罠にはまった野党議員はさらに繰り返すだけである。そのために犯罪性が明らかになっている、桜を見る会とその前夜祭や、河井夫妻の買収問題は全く議題にも上らない。菅が学術会議の穴だらけの答弁をダラダラ引きずるのは、政権与党から犯罪者を出さないためのものである。
日本学術会議の任命拒否の不法行為は、自民党擁護のための人身御供である。

河合杏里は国家再開の直前に保釈されている。国会は欠席している。一方克行は弁護士全員の首を切って、杏里と分離公判になっている。公職選挙法違反は100人もの、地方議員などの証言もあり確実である。
しかしいまだに国会議員は勿論のこと自民党さえ離脱していない。二階派であるが、彼女が自民党から受けた1億5千万円は明らかに、政党助成金の分配である。これほどの高額を決定できるのは、総裁の安倍晋三か幹事長の二階俊博のどちらかか、あるいは双方である。これは証言など必要ない。党が行った悪行、安倍晋三の私怨で担ぎ出された杏里は夫と共に消耗品であったことに、今頃気が付いて居るるのか。
野党は桜を見る会や河井夫妻の問題を国会が再開されたのに封印したままである。


選挙結果を混乱に導くトランプ

2020-11-06 | トランプ

トランプが郵便投票に、「不正が行われている」と主張し「集計を止めろ」と自らの支持者を煽っている。不正の根拠はなくTwitter社から評価の項目を外され、要注意のマークを付けっれている。
これを受けて、スウェーデンの環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが、「アンガーマネージメントを受けてから、友人たちと懐かしい映画でも見に行くべきだ!落ち着けドナルド、落ち着け!」と皮肉った。
パリ条約を離脱したアメリカを激しく攻撃していたトゥーンベリさんに対し、トランプは全く同様の言葉を放てっていた。
(※アンガーマネージメント:イライラ、怒りの感情のための心理教育、管理)
昨日アメリカのパリ条約離脱が正式に決まった。が、バイデンは復帰を最初の仕事にすると明言している。
バイデン支持派は、「全ての票を数えろ」トランプ支持派は、「集計を止めろ」と言い続ける。

ところでトランプが主張する、郵便投票の不正は選挙前から主張していた。バイデン支持者の多くが郵便投票を行っていることから、トランプが選挙前から言い始めていた。不正投票の根拠や実例や証拠となるものが提示されているわけではない。指摘された開票を受け持つ州知事たち責任者たちは、根拠がないとどこでも反発している。中には共和党知事もいるが、トランプはお構いなしである。我々の事前予測とは全く異なるのがトランプの根拠である。何万票も消えたとか事例をメモを珍しく殊勝に読み上げていた。これまで見たことのない大人しいい方であるが、これを法廷に持ち込プはんでもトランプには目がないだろう。この会見放送は一斉に打ち切られた。
往生際が悪いとはこのことである。トランプはゴアを見習いバイデンの勝利を称えるべきである。

トランプは訴訟を取り下げ、バイデンを称えるべきである

2020-11-05 | トランプ

悪行を繰り返していたトランプが選挙戦後半、支持者を煽って熱狂的な巻き投票など「返しをした。当初の予想をはるかに凌ぐ善戦だったといえる。しかしトランプは敗北を認めない。トランプは混乱に持ち込む計画は宣言通りである。不正投票があったとしたり、郵便投票は不正であると根拠も示さず、熱狂的な支持者たちを言動で煽って風評を創り出す。
選挙民がたった一票の投票行動をする選挙の根幹、民主主義の基本を、時の最高権力者が真っ向から否定するトランプはやってはならないことを、禁断の行動に出た。この男に為政者としての品格を求めるのは無理かもしれないが、選挙が終わればノーサイドという不文律さえ通用しない。選挙後の混乱がアメリカの混乱をもたらすことがア
利益になるわけがない。メリカに
開票に立ち会わせないからと熱狂的トランプの支持者は武器を持ち終結する。こうした威嚇や制度への注文付けや、コロナ禍のなかの郵便投票を不正の温床などとののしることなどあってはならない。こうした行動そのものが民主主義の否定になる。民主主義の否定なら中国と同じである。トランプは中国内で行われている人権問題すら攻撃する資格がない。攻撃はしていないが。攻撃していないのは、アメリカ第一主義と無関係であるからだ。
それでもトランプ支持者は、「トランプは負けるはずない。負けたと発表されるのは不正があったからだ」というへ理屈以前の論理を振るりまわす、投票所の閉鎖や集計の中止を訴えている。
民主主義がアメリカから遠ざかってゆく。トランプは法廷闘争を即座に中止し、バイデンの勝利を称えるべきである。アル・ゴアを見倣って。

「お答えは差し控える」という回答拒否

2020-11-04 | 民主主義

上の表は、国家答弁で「お答えは差し控える」と答えた回数である。安倍晋三が政権の座についてから、圧倒的に仕方ないから表は90度寝かせてある。
この言葉はやや幅を持たせて柔らかい発言ではあるが、実際には「回答いたしません」ということである。その裏には、回答すると不都合なことが生じるからである、と言っているに等しい。
どうしてこの言葉が極端に増えた理由は簡単である。安倍晋三があまりにも不都合なことをしすぎたかららに他ならない。それを隠すために行った虚言のれん発と併せて、お答えは差し控えて拒否することで悪行を隠し続けてきたのである。
あたふたしながらそれを引き継いだ菅義偉に反しているかrと本えが言えない。である。日本学術会議の委員の任命拒否を、人事の問題だから回答する気はないといい続けていた。今日辻元清美委員に突っ込まれ、本音が言えない。政府の方針に反対の意見を持っ願いえない。ている人物だからと本音が言えない。
そこで差し控えることになる。
ところが昨日は今井雅人委員にどのみちゴーストライターが書いたであろう自著との矛盾を突っ込まれ、差し替えっぱなしでしどろもどろである。この菅の醜態をNHKは忖度して放映しない。

トランプが敗北しない可能性、混乱と威圧で勝利宣言をするのか

2020-11-02 | トランプ

アメリカ大統領選挙が二日後に行われる。バイデンの支持率がどの事前調査でも優性であり、バイデンの勝利がほぼ間違いないところであるが、トランプはこの男の性格から推して敗北を認めることがないだろう。アメリカ大統領選挙は異常である。どんちゃん騒ぎの中身のない支持者への無条件支持の競い合いのようにさえ思える。
トランプは、「選挙は11月3日に終わる」、「選挙が終わると大量の弁護士を用意している」と述べている。これはトランプにとって不利と言われる、5900万人と言われる郵便投票を認めようとしない方針を表明したといえる。あの手この手で違法性と無効を出しそうである。
11月3日の朱里宣言には大きなハードルがある。当日開票で民主党が圧勝した場合、トランプが勝利宣言には無理があると思った時である。そのために民主党側は共和党の牙城の州にバイデンを何度も送り付けている。
共和党陣営はトランプが煽ったこともあって、「ミシリア」と呼ばれる警備団と自称する人たちが銃などで武装して選挙活動を支援したり、バイデン支持者を威圧活動をしている。黒人地域の投票所を共和党の州知事が閉鎖したり、バイデンのバスを取り囲んで妨害したりとやりたい放題である。トランプは守ってやったと言っている。選挙当日は共和党の自警団が開票場を威圧する行動に出るようである。
首都圏など大都市では、選挙後の暴動への不安から店舗や住宅などを防御工作などをしている。およそ民主国家と言えない、アメリカの最高権力者の選挙である。
共和党の敗北は間違いないところであるが、それを混乱と暴力による恫喝で乗り切ろうと企むトランプは哀れといえる。

竹中平蔵は私欲にまみれた守銭奴に過ぎない

2020-11-01 | 市場経済

今回菅義偉が首相になって、真っ先に官邸に呼んでお伺いを立てたのが、竹中平蔵である。バブルよ今ひとたびというのであろうか、新自由主義政策へと経済政策を押し戻すことへ舵を切った。すでに破たんし、大量の貧困層と非正規雇用者を生み出す一方で、大企業やマネー転がしの金満家がより一層裕福になった、アベノミクスを推進するというのである。
政界に新自由主義を持ち込んだのが、小泉純一郎に引導された竹中平蔵である。無役になった途端に国会議員を辞した男である。政界から退いたとたんに、自らが作った政策を先取りする動きを見せる会社を立ち上げ、儲けに儲けている男でもある。
この男が日本に持ち込んだ最も大きな悪行が、非正規雇用者の圧倒的な増大である。それまでは非正規雇用は特殊な職業に限定されていた。雇用者側には大きな権力があり、労働三法で被雇用者は守られていたものである。無暗に首を切られたり、生活を帯や蚊うような安価な賃金に抑えられたりされないようにするためである。
ところが、雇用者が雇用することなく派遣会社が労総者を、会社に提供するシステムを作り上げたのが竹中平蔵である。政界引退後はこの派遣会社を立ち上げて、竹中平蔵はガッポガッポと稼いでいる。勿論違法ではない。彼は事前に法律を作っているからである。地味手続きも官邸に精通する立場を利用して、業績は伸びに伸びている。
非正規雇用者の増加は、んかな労働者として使い捨てられ、国家としては税収は減少するし、年金や保険など社会資本を不安定にする。何より最大多数の労働者が雇用の不安定や地銀の安さで、市場は購買力をなくす。不景気の元凶は、今や半数にまでなった非正規雇用者の増加である。
ある番組で竹中平蔵は、「首を切ることの出来ない奴らを雇うことなんてできない」と本音を言い放った。彼は学者の顔お店用としているが、労働者のことなど毛頭考えることにない、本態は私欲にまみれた守銭奴に過ぎない。

羅臼港

春誓い羅臼港