イスラエルのパレスチナのガザ地区に対する、実質ジェノサイド行為いえる壊滅的攻撃に理解を示す方がいることも知ってはいるが、この写真を見るとそれも吹っ飛ぶだろう。ここに一年少々前まで人々が住み生活していたのである。
この焦土と化したガザ地区南部ラファの街を見て、ネタニヤフは、この画像をXに投稿し、「アメリカ、EU、その他に感謝する。皆さんのサポートがなければ、ラファをこのような姿にすることはできなかっただろう」と戦果を誇示した。
ネタニアフには赤い血が流れていないのか。イスラエルの小学生の教科書には、パレスチナ人は全てテロリストとして学んでいる。ユダヤ人の迫害の歴史とパレスチナは神が与えた地と繰り返し叩き込まれる。多くのイスラエルで成長した人たちは、ネタニアフと大きく変わらない感情であるかもしれない。
イスラエルのミサイルは、レバノンへシリアへそしてイエメンへと広がるばかりである。戦火の拡大は中東の不安定をさらに増すばかりである。
トランプはウクライナ戦争の停戦を高らかにぶち上げその後だんまりであるが、ガザについてはほとんど言及することもない。国内のユダヤ団体の手前いい話もできない。
そしてネタニアフはこうしたことに対し、アメリカとEUなどに謝意をあからさまに示しているのである。