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日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

千の風になって。その2

2006-12-17 22:23:34 | 私の雑感あれこれ
今日の夕方、母から電話。
母「今HNKテレビで『千の風になって』やっているよ。詩集ありがとう」
私、「うん。今チャンネル回したら、やっているね。見てるよ」
それで電話は切れる。

先日、夫の母の介護関連で帰省した折の記事を書いたときに、タイトルを「千の風になって」とした。
私が新井満さん訳のこの詩を知ったのは、朝日新聞の天声人語で。
そして、先日帰省するときに(夫と私のお互いの実家は、車で30分ほどの距離)、母に何かをと思って買い求めたのが、いわさきちひろさんの挿絵に埋まった、この詩集でした。
そして、ハンドルを握る夫に、先日の記事の話をしたときに、この詩も、聞いてね、といって、私朗読して聞かせたのでした(しつこいタイプでしょ(笑い))。
そんなこともあって、あの話のタイトルを「千の風になって」とし、1泊の宿として泊まった、私の実家の母の部屋の枕元に、そっと置いてきたのです。

90歳の母親に、詩の解説するのも照れくさく、何にも語らず置いてきたのです。
すぐに気づいているはずなのに、連絡はなかったのですが、1週間後の今日の夕刻に、「ありがとう」の電話。
テレビ番組では、丁寧な解説をしてくれているし、きっと母親の心根に、ぴたっと来るところもあったのでしょうか。
食べ物のご馳走もあるけれど、こんな1冊をもご馳走と受取ってくれる母親がいることは、娘としてありがたいと、そう思うしだいです。

前回は、一部抜粋でしたが、今度は、全部引用掲載させてもらいます。

『千の風になって 』新井満訳

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

あの大きな空を
吹きわたっています

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年金生活者から漏れ聞こえてくる話(笑い)

2006-12-17 10:46:34 | 社会問題
団塊の世代が定年を迎えようとしています。
彼らは、戦後生まれで、男女平等教育を受けて育っています。
来年は離婚時の受取年金分割制度が始まります。

うふふ。
あちこちで、話題になっています。
私の世代は、丁度そのあたりです。
私の耳に入るのは、勿論女性側からの見方。
彼女らには、家事・子育てで大変で、それが夫の仕事とイーブン、夫の収入は夫婦二人で取得したもの、という論理。
ふーん。
だから、夫が定年で仕事をしなくなると、そのイーブンが崩れ、自分の負担割合が大きくなる。損だ、というわけなのでしょう。
だから、彼女らは、夫婦で話し合い、夫が仕事をしなくなったのだから、自分の家事負担の減少を訴える。

年金は夫婦の収入。
そりゃ、女性も体力気力がいつまでも、というわけにはいかないけれど、皆さん、しっかりと自己主張していらっしゃるのを聞くと、専業主婦をやってきた誇りってすごいのだな、と思う。
働き盛りのときの、男の人の役割過重の時もあったはずなのにな。
そこで、口を挟むと、私たち女性は、子育て大変だった!の逆襲が来そうで、聞く側に徹している。
きっと、外での仕事、家での仕事の質がそもそも違う、そこのところも合点していながら、長年連れ添った夫婦だから、喧々諤々の時間が、定年まもない時期に、各家庭でなされているのだろうな、そんなことをも思う。

さぁて、来年の夫婦の年金分割が認められる、そのときが来ると、どうなりまか。
我が家?
専業主婦を早々と卒業したので、年金はそもそも別です。

個人的な意見としては、
①夫が長年掛け金を払って、受け取ることになる年金の権利を妻が受取る権利にする。これは便法だと思っています。行き着くところは、はじめから個別に年金に加わり、納付、受給において各人自立しているべきだとは思うのです。
②もう一つ言わせてもらえれば、社会保険庁に大きい権限を与えすぎてきた、この何十年かの役割を卒業し、国民年金程度(最低の生活保障)を税金で賄い、それを上回る部分については、国が関与しない、各自に任せる。国の役割を身軽にしたほうがいいのに、そう思っています。

雇用者側にも、年金掛け金の半額の負担を強いている今の制度は、雇用の形をもゆがめています。→掛け金負担を避けるため、細切れ(アルバイト・パート)労働者で賄うというパターンが見受けられたり…。

ふふふ。
自分に関係ないから、理想論を言っている私です。

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