日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

普段の生活に戻って。

2006-12-06 22:29:09 | 私の雑感あれこれ
冷え込んだ日曜日、体育館でスポーツ大会に1日を費やしたので、潜伏していた風邪が大暴れ。二日間ダウン。
今朝は、マスクと咳止めをターミナルの薬局で調達して出勤。
マスク着用なんて何年ぶりだろう。
ふと、マスクの上辺がまつげにたまった涙をぬぐっていることに気づく。
「電車の座席では新聞を読む」がお定まりのパターンで来たのに、最近はボーっとしていることが多い。
頭の中は繰り返し去来することのアラカルト(笑い)。
涙がにじみ睫毛にたまったのを、真新しいマスクの上辺がすっと吸っていくのを感じた。
顔には目鼻の凹凸があるのに新品の平坦なガーゼのマスクでは、落ち着きがなく、上にずれるた拍子に、さっと睫毛が乾くのが判る。
-あっ、涙を拭いてくれた-

キーを叩いている今は夜。
朝、涙が浮かんだときに、私の心は何を思っていたかは、覚えていない。
語って解決することでもなく、抱えて生きていくしかないことだったり、がんばってきた自分への労いの思いだったり、頭の中は自遊空間(笑い)。

やっと、風邪の頭痛が治まったばかりの、自分の体が借り物のような気分でいるときに、新品のガーゼが涙をぬぐってくれて、出勤する私を応援をしてくれたようでした。

木の葉一枚をすら揺らす程のこともない、ひそやかな空気の流れのような、ひとときの体験です。
コメント
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