なんか根の深い問題ですね。
もう30年以上前の話です。
私も、教員採用試験をいくつも受けました。
結構な倍率でした。
最寄りの駅から受験会場の学校までの、押し合うほどワンサカな人の列。
殆どの会場は、学校の教室。
「中学校国語」という教科は、エントリーする人も多くて、結構倍率が高かったのです。
うーん、20倍だとしたら、この教室で1番か2番の成績をとる必要があるんだ。
そう考えながら、試験用紙に向かったことを覚えています。
私の友人、彼女も「中学校国語」なのですが、北陸では募集が少ない。大都市しか望みがない、と判断し、1年先輩の「小学校教師」予定の恋人が、先に都会で教師となって、彼女の卒業を待つ、そんなエピソードもありました。
みんな、真剣に、どうしたら目的が達せられるか、考えて臨んでいるのです。
そういえば、その時も、実は、親の退職と引き換えに息子を教職に就職させることはできる、という話は伝わってきていましたっけ。
ふーん。
そんな試験が、点数の上乗せや、カットで細工されているとしたら、なんとまあ!
そして、私の耳に入った例として。
いくつか受けた試験で、一つだけ、ABC判定でBを貰ったところがありました。
それなりに後味が悪い感触であったけれど、第1志望ではなかったから、まっいいか、と思っていました。
それなのに、ある人から、こんな言い方をされました。
○県は殆どA判定を出さないのです。B判定があれば大丈夫です。
A判定を出してしまうと、必ず採用しなければならない。
B判定にしておくと、どの受験生を採用するか裁量がきく。
B判定で十分目的は達成できるのです。
そう教えられました。
22歳の私は、大人の世界を見た思いでした。
B判定でも悪くなかったのか、と自分を慰めていました。
○県が第1志望でない私にとって、耳新しい情報の一つとして印象に残っているだけですけれども。
あれから30年。
大卒の職場の少ない地方で取りざたされる話題。
きっと根が深いように思います。
追伸:第一希望の東京都で合格して教師をしていたからと言って、私が有能な教師であったわけではないことを付け加えておきます(笑)。
こんな程度ですから。
もう30年以上前の話です。
私も、教員採用試験をいくつも受けました。
結構な倍率でした。
最寄りの駅から受験会場の学校までの、押し合うほどワンサカな人の列。
殆どの会場は、学校の教室。
「中学校国語」という教科は、エントリーする人も多くて、結構倍率が高かったのです。
うーん、20倍だとしたら、この教室で1番か2番の成績をとる必要があるんだ。
そう考えながら、試験用紙に向かったことを覚えています。
私の友人、彼女も「中学校国語」なのですが、北陸では募集が少ない。大都市しか望みがない、と判断し、1年先輩の「小学校教師」予定の恋人が、先に都会で教師となって、彼女の卒業を待つ、そんなエピソードもありました。
みんな、真剣に、どうしたら目的が達せられるか、考えて臨んでいるのです。
そういえば、その時も、実は、親の退職と引き換えに息子を教職に就職させることはできる、という話は伝わってきていましたっけ。
ふーん。
そんな試験が、点数の上乗せや、カットで細工されているとしたら、なんとまあ!
そして、私の耳に入った例として。
いくつか受けた試験で、一つだけ、ABC判定でBを貰ったところがありました。
それなりに後味が悪い感触であったけれど、第1志望ではなかったから、まっいいか、と思っていました。
それなのに、ある人から、こんな言い方をされました。
○県は殆どA判定を出さないのです。B判定があれば大丈夫です。
A判定を出してしまうと、必ず採用しなければならない。
B判定にしておくと、どの受験生を採用するか裁量がきく。
B判定で十分目的は達成できるのです。
そう教えられました。
22歳の私は、大人の世界を見た思いでした。
B判定でも悪くなかったのか、と自分を慰めていました。
○県が第1志望でない私にとって、耳新しい情報の一つとして印象に残っているだけですけれども。
あれから30年。
大卒の職場の少ない地方で取りざたされる話題。
きっと根が深いように思います。
追伸:第一希望の東京都で合格して教師をしていたからと言って、私が有能な教師であったわけではないことを付け加えておきます(笑)。
こんな程度ですから。