日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

飾り窓の・・・

2008-07-25 07:12:47 | 私の雑感あれこれ
とくれば、女、なのでしょうが、今日の話は、鞄、バックです。
仕事でよく使う銀行ATMコーナー(支店の統廃合でATMだけになった)の隣に、バックのお店があります。
ほぼ全面ガラス張り状態で、街路から中が丸見え。
ソファーがひとつあって、30代後半の男性がいつも、手持ち無沙汰に座っています。
バックは、1段2段…4段に丁寧にガラス面の向こう側に並べられて、どれも、きっとブランド物なのでしょう。
確かあればブランド物、と思う見たことのあるバックも1点、2点はありますから。
仕事の用事でさっと通り過ぎるだけだけれど、見たことはないのです。お客が入っているのは。
きっと、あるじは街の中心部、大手銀行のATMの隣だし、チョコッと立ち寄ってもらえれば、デパートの価格よりチョコッと安くしたり、掘り出し物もあるよ、なんて情報も話そうと思っているのだろうな。
個人輸入だろうか、でも店舗の借賃も大変だろうな。
ずっと、手持ち無沙汰にソファーに座っていて、何考えているんだろう。
そんなことを、思ったりする。--余計なお世話でしょう。→私

で、思った。
あのバックたちは、隣のバックに迎合することなく、それぞれに個性を発揮して、飾り窓の女のごとく、道行くお客を待っている。
私を選んで!と。
ああ、先日尾鷲の駅前の喫茶店に入ったとき、見事な毛ばりの収集品が壁のデコレーションとして飾られていましたっけ。
毛ばりも、魚に近づいてもらいたい一心でピカピカゆらゆら、芸を凝らすのでしょう。
あの陳列棚の一点ものバックも、男性あるじが、女性客という獲物を狙って、蒔いている毛ばり、飾り窓のバック、なのかも。

ああ、今日は給料日。
あのお店のドアを押してはいるお客はいるかしら。

で、追加編。
家人に、この話をしたら、
そんな客もいないのに、店がやっていっているというのは…
お店のあるじは仮の姿、銀行(ATM)を狙っているのではないか?
と。
うん、そうかも。
大きい支店が閉鎖になったATMコーナーだから、相当なお金の出入りがあるハズ。
と、近頃よく見ている、アメリカのテレビドラマ「モンク」などを思い浮かべてみる。
まさか。
そんなリスクの高いことを、と、ソファーの主を思い浮かべようとしても、顔までは知らない。

あー、
振込め詐欺で引っ掛かった高齢者の動向を素知らぬふりして、観察しているのかしら?

と、買い物客など通らない、ビル街の一角だから、妄想はどんどん膨らんでいく。

で、今朝ATMに行くと…、
すぐ前の車道で、電話線のポールに正面衝突した自動車事故が起きたばかり。
車の前面グシャグシャ。
ポールは45度は傾いている。
一方通行の問屋街なのに。
荷降ろしのための一時駐車も多いし、スピードなんて出せそうもない所なのに。
バンパーの折曲がり具合から見たら、相当なスピードで突っ込んだ感じ。
ああ、居眠りかしら。
何で、何で。
事故を起こした人は、そうとう後悔しているだろうな。

私立探偵ボアロの画面に出てきそうな、日本では珍しい、帽子をかぶり、山吹色のワンピース姿の正装っぽく装った高齢の女性がパイ部椅子に腰掛け、隣に老紳士が言葉もなく、佇んでいる。

警備の人たちが忙しく歩きまわっている中で、ポアロ画面風カップルは、被害者か加害者か…。

私、ミステリー、探偵、刑事ものドラマの見過ぎです(笑)。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする