先日「大ローマ展」へ行ってきた。
オクタビアヌスがローマを制した頃を中心の展示であり、丁寧な解説で、2000年前の時間を楽しむことができた。
「すべての道はローマへ通じる」という言葉があるほど、ヨーロッパ各地に領土拡大を図り、征服した先々、イングランドにまでローマ遺跡が残っている程、ローマの文化を伝えることになる公共事業を行っている。
当時鋳造された貨幣の展示もあった。
貨幣の発行は、兵士の働きに対する俸給を貨幣で支払った、と。
そうか、兵士は命を懸けて命令に従う、のだから、それに対応する褒章が、戦果の小分けであり、わかりやすく貨幣という形をとったのだ。
公共工事に携わったのは、占領先の被征服者たち(奴隷)だったのだろうか。それにしても、食べ物を与えないと、いくら奴隷でも働くことはできないから、食べ物を生産するものから、食料を調達する術としても、貨幣が行き来したのであろう。
農耕の民であれば自給自足で成り立つけれど、領地拡大や、侵略されることを防ぐという
仕組みを整える必要が出てきて貨幣が必要となり、かつ貨幣の占める役割がどんどん拡大して現代に至っている。
考えてみれば、それでも戦前頃までは、日本の農耕従事者の割合が高かったわけだから、貨幣が少なくても、人は生きていけた。
それが、これまで経験したことがないほどの、あっという間に、自給自足から離別して、何でもお金でまかなう貨幣経済になったのが今。
貨幣経済の究極に来ているのかも知れない。
赤ちゃんが生まれて、紙おむつの消費者になり。
から始まって、延々とお金がないと生きていけない社会になっている。
現物の貨幣じゃなくて、クレジットとか、信用取引とか、貨幣の抽象化もどんどん進んでいるのが、今、なのです。
ずっと、後々の世になって、私たちの子孫が、
あー、あの時代は、・・・と。
・・・はなんだろうか。
オクタビアヌスがローマを制した頃を中心の展示であり、丁寧な解説で、2000年前の時間を楽しむことができた。
「すべての道はローマへ通じる」という言葉があるほど、ヨーロッパ各地に領土拡大を図り、征服した先々、イングランドにまでローマ遺跡が残っている程、ローマの文化を伝えることになる公共事業を行っている。
当時鋳造された貨幣の展示もあった。
貨幣の発行は、兵士の働きに対する俸給を貨幣で支払った、と。
そうか、兵士は命を懸けて命令に従う、のだから、それに対応する褒章が、戦果の小分けであり、わかりやすく貨幣という形をとったのだ。
公共工事に携わったのは、占領先の被征服者たち(奴隷)だったのだろうか。それにしても、食べ物を与えないと、いくら奴隷でも働くことはできないから、食べ物を生産するものから、食料を調達する術としても、貨幣が行き来したのであろう。
農耕の民であれば自給自足で成り立つけれど、領地拡大や、侵略されることを防ぐという
仕組みを整える必要が出てきて貨幣が必要となり、かつ貨幣の占める役割がどんどん拡大して現代に至っている。
考えてみれば、それでも戦前頃までは、日本の農耕従事者の割合が高かったわけだから、貨幣が少なくても、人は生きていけた。
それが、これまで経験したことがないほどの、あっという間に、自給自足から離別して、何でもお金でまかなう貨幣経済になったのが今。
貨幣経済の究極に来ているのかも知れない。
赤ちゃんが生まれて、紙おむつの消費者になり。
から始まって、延々とお金がないと生きていけない社会になっている。
現物の貨幣じゃなくて、クレジットとか、信用取引とか、貨幣の抽象化もどんどん進んでいるのが、今、なのです。
ずっと、後々の世になって、私たちの子孫が、
あー、あの時代は、・・・と。
・・・はなんだろうか。