日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

この土日、伊豆への旅

2012-02-21 09:41:14 | 旅行・休養
川津桜を訪ねてのツアーに参加。
今年は立春をすぎているのにこの寒気!
で、桜は残念!でした。修善寺の梅林もコースでしたが、こちらも同じく残念!
気象が相手ですから文句も言えません。おかげで渋滞なく、早めに帰宅できました。

圧巻は初日の富士山。
くっきりと絵葉書のようでした。・・・凡庸な形容詞、褒め言葉になるのかしら(笑)。
去年の11月に富士山を眺めながらのウォーキングをしたのですが、雪のない地肌が赤みがかっていた印象が残っています。
今回は、典型的富士山!
でも、翌日の帰路ではお目にかかれませんでした。雲の張り出し加減で、富士山が姿を現さないってことも多々あるのですね。
北陸育ちには、富士山の見える地域ではいつでも、あのお風呂場のタイル絵のような富士山が見えているような錯覚をしてしまいがちです。

今までにも、時期が早くて、または時期が遅くて「桜見物はアウト」という経験もしているわけで、この旅行も、そんなケースの一つに加わったということです。
でも、宿泊ホテルはgood!でした。
室内からも打ち寄せる波が満喫できて~~~、でも、津波がきたら大変だろうなー、という思いも頭をよぎりましたけどね。
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小津安二郎監督の「東京物語」を見る。

2012-02-21 08:02:44 | 映画・テレビドラマ・音楽
録画で。以前にも名監督といわれる人の有名な作品、と聞いてみた映画。今回は二度目。
家庭をもった子供たちを訪ねて東京に行ったときのアレコレが綴られている。
目に付くのはウチワのゆらゆら。団扇という漢字が日常に残っていた時代って感じがします。
座って話しているシーンでは、みんながウチワを使っている。勿論戸は開け放たれて、外気が通り抜けている。わが家にウチワは必ず1つある。但し、どんな電力不足を叫ばれた去年の夏であっても、涼むためのウチワの出番はない。使うのは、「寿し飯を冷ますとき」ということ(笑)。
もし、小津安二郎監督が現代に現れたら、「ウチワのない日本の夏」に驚かれるでしょうね~。
出だしから横道にそれました。でも、映画の主題である、親世代、子世代の「思いのズレ」、これについてはなんにも変わっていない、そんな思いで見終わりました。
年とった親の目に見える、家庭を持った子であっても、幼いときの映像がチラツいたりして、思いは、往時と今を行き来してしまいます(じゃないかしら)。子にとっては、生活している今が現実そのもので、そこに、年老いた親を迎え入れているのです。
この微妙感。きっと、どの時代においても、双方が味会う感覚なのでしょうね。
かつて自分が若い世代に属するとき、夫や私の両親が遠路訪ねてきたけれど、この映画に出てくる笠知衆夫婦のような思いを味わったのだろう。多分。
今、映画のシーンを思いながら、ちょっと想像する。
そして、今、私が笠知衆夫婦の立場にいるということも、学習(復習)させられる映画だった。

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