日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

社会保障と税の一体化

2012-02-14 06:40:49 | 社会問題
これも、昨今の流行語。年末の流行語大賞にノミネートされないかしら。
あっちでも、コッチでも「社会保障と税の一体化」である。
一番槍玉にあがっているのは、少子高齢化が進むなかでの、年金財政のアンバランスです。
団塊の世代が年金受給世代となり、いよいよ尻についた。歳は急に増えるものじゃないから、随分前から判っていたことなのに、先送りしてきたのです。
①足りないから、支出を削る。
②足りないから、徴収する。

多分、現状は、①か②の選択の段階ではないところまできているのだと思う。
①も②も取り入れてやっと、回っていくのではないか。

で、メスをいれられるとしたら、年金分割の考え方の徹底です。
現在は、離婚の際に、年金分割制度が出来ました。
結婚している間の年金については、夫婦双方が折半で受取る権利がある、という考え方です。まだ年金受給年齢に達していないケースであっても、手続きをしておくと、将来、そのとき取り決めた期間の年金が、自分のものとして受給できるのです。
合理的です。
若くして結婚し、長らく専業主婦として、働く夫を支えてきたのであれば、それが反映されます。
結婚期間と就労年齢期間の重なり具合で、変わってくるのです。でも、それは貢献度にもつりあうわけですから、合理的ではないでしょうか。

卑近な例を挙げるとすると、高給取りであった(高年金受給者)のおじいちゃんの妻になっても、財産は別として、年金の恩恵にはあずかれない(遺族年金も発生しない)、ということ。
若い奥さんには、たっぷりと財産を残せばいいのであって、赤字で困っているお国からまで、受け取り続けようという仕組みを終了にしませんか、という提案です。
上記のケースはそんなに多くはないでしょうが、受給者本人が死亡したあとの遺族年金は、せめて半分、というのはどうでしょう。
「増額」というのは受入れやすい。「減額」には非難のつぶてが飛ぶでしょう。
でも、全体の世代を見またすと、専業主婦の遺族年金ののほうが現役で日夜働いている人より多かったりして~、コレって!!モラルハザードじゃない?
ま、そんな有閑お年寄りには、たっぷりお金を使ってもらって~、という社会の趨勢ではありますけれど。

 大阪の橋下市長は、高所得者の年金の掛け捨て制度まで提案してきましたね。それほどしないと、もたないほど、逼迫しているのではないでしょうか。「年金掛け捨てしているよ」というのは栄誉なことだ、という風潮ができたら面白いですね~。私? 勿論近い将来においては、年金しっかり受給しての生活設計ではあります。
コメント
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