日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

次回はどうなるか知れないので、続けて書いておきます。

2012-10-16 07:48:16 | 母のことなど
母のこと。
いつもは、デイケアの日は夕食後はベットの部屋に行くのに、その日は9時近くまで3人で雑談していました。
Uさんは予定が入っていた旅行で留守。
・(特別出費もあろうと渡してあった)お金を私に返すこと
・夏物から冬物への交換
・時間が有れば、母の必要小物○、△を買っておいて欲しい
などの書置きがしてありました。
Uさんの生活が守られていることも、弟にとっても母や私にとっても、いいことです。
ありがたい。

ベットの母と枕を並べて(ベットと布団の段差はあるものの、笑)、10時半過ぎまで語りました。
環境は変わったものの、実家に1人で顔を出すようになったころと同じようです。
「だから、もっと早くにデイケアを利用していたら、話し相手がいなくて淋しいということが無かったのに~~」と私。
「いや、自分は行きたくなかった。土が好きだったから。庭に出て草花の世話が出来る場所に居れたことで、それはよかった」と、母。
一日中声を出すことも無く、のどが退化しては困るからと、30分お経を読んでいたのに・・・。母の中ではそんな風に整理されているのか、と了解でした。
私もふとした縁で、土に親しむことになったから不思議です。

話好きな母です。
「それじゃーこれからはどんどん話し相手が見つかるね」と、私。
うんと相槌を打つ母。
思えばスゴイものです。
人は95歳でも、話し相手が増えるという状況が母の目の前にあるのです。

そして、私たちは、そんな生き方をしている母を見せてもらっています。

就寝前にベットの枕の横に、翌朝の着替え一式を置いてくれ、と頼みます。日課です。
自分が目覚めたときに、長い時間をかけて左手で着替えるのです。
出来なくなってしまったことが沢山あるけれど、できることを精一杯している姿を見て帰ってきました。

コメント
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