日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

95歳の歓迎会!

2012-10-12 07:18:49 | 母のことなど
その電話を聞いてから、ここ数日私は、思い出すたびに破顔一笑している。
8月末の退院後は母は弟宅で暮らし始めた。
弟の2人の息子は独立して暮らしている。
先週の3連休に遠方の息子が帰省し、近くに住む新婚の次男夫婦も顔を合わせに集まった。
「おばあちゃんの歓迎会をしよう」ということになったらしい。うふふ。
弟の妻(Uさん)の1人暮らしのお父さん(80代)も呼んで、Uさんの妹さん一家も集まって、大人数になったので、座卓が一つでは無理だから、買ってきた!と。
さぞ賑やかな宴席になったことだろう。
想像するだけで、うれしくなる。

母は美味しいものを沢山食べられるわけではないけれど、みんなが自分のために歓迎会をしようと揃ってくれる、それが何よりのご馳走だったに違いない。

自分の人生にこんなよいことがあるなんてどう想像できただろう、と9月のはじめに語っていた。

「近頃天気がいいから、あちこちで歩くんだ」とも。
「えっ、3人で?」
「そう。この間も鮎料理を食べに行ったら、鮎を頭から3匹食べたよ」
こんなやり取りも。

母の心は感謝であふれていると思います。
私も、当然、です。

「今度ウチに来てもらうのだから、お母さんがウチに来てよかったと思ってもらいたい」
急遽弟宅で暮らすことになったときに、Uさんの口から、スラッとそんな台詞が出たのには敬意を覚えました。
人っていいものですねー。頭が下がります。
長年の教師生活にこの3月で終止を打ち、ようやく楽しむ時間が出来たから、母のことでUさんの時間を拘束したくない、というのは弟の配慮。

私は相変わらず、「遠いところに住む娘」ですが、必要あれば助っ人します、の恵まれた体制です。
そう、今日これから、長距離バスで向かいます。
秋晴れの車窓を楽しみながら。
美味しいお土産持参で。うふふ。










コメント (4)
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