たわいもないメールなのに、さぞ待ち望み、喜んでいるだろうというのが、わかる。
おばあちゃんだって、嬉しいから、母親ならば、さぞかし。
幼いときから「自分のことは自分で」やって来たタイプで、甘えない娘でした。
出産のアクシデントで、思ってもみなかった体験をしました。
去年の今頃は、退院が延期になり、頭の開頭手術をする必要があると伝えられた頃。
「病院からの電話が嫌だった。ドキッとする」と言っていました。
そりゃーそう、と思う。
退院できると喜んでいた矢先に、手術へ変更という、電話の聞き役を体験したのだから。私もその内容の電話を娘から受けた時のシーンは記憶から消えない。
いつも「その話、前にも聞いた」と、お母さんの話をさえぎる癖に、娘は、ベビーがNICUに入院している病院で、何度も臨床心理士さんに声を掛けられた、という話を私にします。
いくら専門家といっても、臨床心理士さんに何がわかる。
臨床心理士さんが、どんなに自分の今の気持ちを聞いてくれても、何も解決するわけではない。
若くて、子供を産んだ経験もなさそうな人に、あの時の状況を、お察ししますといわれても…。
だから、いつも断っていたんだ、
と。
まったく、納得なので、「そうだね」と相槌を打っていたのだけれど、今回上京時には、余りにも毎度口にするので、「で、話を聞いてもらったことあるの?」と尋ねた。
2度ほどあるらしい。
そうか、1ヶ月半の入院中の内、彼女が10日余りで産院を退院してからは、毎日面会に行っていたのだ。
よく似た体験記のブログには、泣いて暮らしたと綴られているけれど、娘は私に涙を見せなかった。ただ、手術当日は私も上京し、二人で病院で待機したけれど、翌日は「疲れが溜まっているから行かない」と面会を休んだ。その面会を休んだ日の夕方、「預かっている冷凍保存の母乳が少なくなっているので、持ってこれますか」との病院からの電話に、受ける娘の声の軽かったこと!ベビーが手術後順調で、グングン母乳を飲んでいる、という展開が一挙に気分を晴らしてくれました。
お医者さんに、本当はもっと詳しく聞きたいのだけれど、悪い話は耳にしたくないので聞けない。なのに、お母さんしっかり質問してたね、という。私だって、気持ちは同じだったのです。でも、娘からみたら私の神経ピリピリの控えめ質問でさえアケスケに感じられたのです。
もう1年経ちました。
あの時の気持ちって、わかってもらえない。
どんなに優しく対応してもらっても、当事者でないとわからないものがある。
これって、また、自分も、ほかの人の状況をわかっているつもりでも、わかっていない、ということだね。
ということに話は落ち着く。
そして、ママ友にもいちいち説明しない。だって、いくら気遣ってくれても判るはずないもん。
そんな体験。
で、バイバイするようになった、のメール。
世の赤ちゃんには当たり前のことなのでしょうが、娘がどれほど「ほっ」としているか。
よかった~。
取り越し苦労だよって言われても、いろいろ心配する。
「してもどうしようもない心配はしない」と口にしながら、片時も忘れず心配しているのだろう、な。
母親って。
おばあちゃんだって、嬉しいから、母親ならば、さぞかし。
幼いときから「自分のことは自分で」やって来たタイプで、甘えない娘でした。
出産のアクシデントで、思ってもみなかった体験をしました。
去年の今頃は、退院が延期になり、頭の開頭手術をする必要があると伝えられた頃。
「病院からの電話が嫌だった。ドキッとする」と言っていました。
そりゃーそう、と思う。
退院できると喜んでいた矢先に、手術へ変更という、電話の聞き役を体験したのだから。私もその内容の電話を娘から受けた時のシーンは記憶から消えない。
いつも「その話、前にも聞いた」と、お母さんの話をさえぎる癖に、娘は、ベビーがNICUに入院している病院で、何度も臨床心理士さんに声を掛けられた、という話を私にします。
いくら専門家といっても、臨床心理士さんに何がわかる。
臨床心理士さんが、どんなに自分の今の気持ちを聞いてくれても、何も解決するわけではない。
若くて、子供を産んだ経験もなさそうな人に、あの時の状況を、お察ししますといわれても…。
だから、いつも断っていたんだ、
と。
まったく、納得なので、「そうだね」と相槌を打っていたのだけれど、今回上京時には、余りにも毎度口にするので、「で、話を聞いてもらったことあるの?」と尋ねた。
2度ほどあるらしい。
そうか、1ヶ月半の入院中の内、彼女が10日余りで産院を退院してからは、毎日面会に行っていたのだ。
よく似た体験記のブログには、泣いて暮らしたと綴られているけれど、娘は私に涙を見せなかった。ただ、手術当日は私も上京し、二人で病院で待機したけれど、翌日は「疲れが溜まっているから行かない」と面会を休んだ。その面会を休んだ日の夕方、「預かっている冷凍保存の母乳が少なくなっているので、持ってこれますか」との病院からの電話に、受ける娘の声の軽かったこと!ベビーが手術後順調で、グングン母乳を飲んでいる、という展開が一挙に気分を晴らしてくれました。
お医者さんに、本当はもっと詳しく聞きたいのだけれど、悪い話は耳にしたくないので聞けない。なのに、お母さんしっかり質問してたね、という。私だって、気持ちは同じだったのです。でも、娘からみたら私の神経ピリピリの控えめ質問でさえアケスケに感じられたのです。
もう1年経ちました。
あの時の気持ちって、わかってもらえない。
どんなに優しく対応してもらっても、当事者でないとわからないものがある。
これって、また、自分も、ほかの人の状況をわかっているつもりでも、わかっていない、ということだね。
ということに話は落ち着く。
そして、ママ友にもいちいち説明しない。だって、いくら気遣ってくれても判るはずないもん。
そんな体験。
で、バイバイするようになった、のメール。
世の赤ちゃんには当たり前のことなのでしょうが、娘がどれほど「ほっ」としているか。
よかった~。
取り越し苦労だよって言われても、いろいろ心配する。
「してもどうしようもない心配はしない」と口にしながら、片時も忘れず心配しているのだろう、な。
母親って。
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