日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

お雑煮の話

2007-01-02 08:47:22 | 私の雑感あれこれ
あけましておめでとうございます。
皆様はどのようなお正月を迎えていらっしゃるでしょうか。

私の元旦の朝は、牛蒡のささがきから始まります。
それは今年も同じ。
人参と牛蒡のささがきは子供の頃からのお雑煮の具。
牛蒡より太い人参のささがきをするときに、一片が幅広にならないように、包丁で十字に切り込みを入れてからはじめます。
この十字を入れるときには、これは、夫の母と二人でお正月のお勝手に立ったときに教えられたことだったと、いつも思うのです。
そして白身魚は素焼きにして、と。
お雑煮の具の魚は塩を振らずに焼く。「素焼き」という言い方を知ったのもこのとき。
そのやり方を続けて早幾年月(笑い)。
子供が小さい頃は、お正月帰省は年中行事だったけれど、今は我が家が実家で世代交代の感。

「あの台所で教えてもらった人参のささがきの仕方と白身魚の素焼き、今も私の家庭で、ホラ、繋がっているよ」なんて語り合う程のことでもないけれど、元旦の朝にはいつも思います。
ぎこちなくハラハラしながら迎えた若かった頃のお正月の日々と、一緒にお雑煮づくりをしたこと。
すっかりセピア色した思い出になってしまいました。
その夫の母は郷里の病院でお正月を送っています。

追記
けれども、我が家の娘たちは雑煮が好きでもなく、元旦の台所に一緒に立つこともありません(例年、熟睡中なのです)。
さぁ、行く末が・・・。こんなものでしょうね。
レシピが溢れて、選り取りみどりのお雑煮の作り方がある訳ですから。


コメント (2)
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