日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

こぼれ話

2007-01-05 15:44:02 | 私の雑感あれこれ
帰省中の娘のこぼれ話。

システムエンジニアとして働いていたA君は、仲間たちと同じように仕事を割り当てられるのだけれど、作業を簡略化するシステムを自分で開発して、自分の割当仕事については、朝、作業を始め、合間に様子をみて、帰りに正しく作動しているかチェックするだけになり、逐一の作業から解放されて、自由に時間が使えたとの話。

こんな場合、そのA君が開発した簡略化のノウハウはA君の知的財産であり、会社に買取ってもらえることができるのだろうか、と話は発展。
例えば、10人のエンジニアが必要なところを一人でこなせるようになることは、会社にとっては有益だから、そのノウハウに対価を支払ってもいいのではないか。

イヤー、どうだろう。
その分他の人の仕事を奪ってしまうことになるわけだし、会社という組織にいる人は、部下が何人いるかで優越感を持ったりしているところがあるから、効率の良さばかりを追求して、人を削減する方向ばかりが歓迎されるわけではないよ。

ウーン。経営者としては、人件費負担から逃れたいという欲求があるけれど、社会としては労働者を締め出すのは、マイナスイメージだし…。

A君は、簡略化の方法を編み出したことで自由時間を多く獲得し、仲間のエンジニアたちは、いっぱいいっぱいの仕事量に追われる日々が続いているという状況。

自分のノウハウをオープンにして、有能な社員という評価を得る、というのが、従来からの日本人的発想なのでしょうね。

ホワイトカラーイグゼンションとかが導入されるという。
システムエンジニアは範疇に入るのかどうかは知りませんが、A君タイプには、魅力的な制度なのでしょう。

コメント
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