全7巻の「永遠の都」の第4巻「涙の谷」を読んでいます。
なんと、まあゆっくりなと自分でも思うのですが、加賀さんの筆運びが自然なこともあり、大勢の登場人物の人間関係が何故か、しっかりとのみ込めるので、間をおいて本を開いても、すぐに、「あぁ、あの人ね」となじみの人物に出会うように、続きを読み進められるのです。だから、途中で中断しながらも、あせることなく読み続けています。
今は、真珠湾攻撃があった辺り。
加賀さんは、その日一日を時間を追って、そして、立場を異にする人物にとってのその日のいきさつを、ゆっくりと丁寧に書き進めています。
彼自身の投影と思われる人物は中学進学を控えた受験生です。
平和を訴えると検挙された時代、米英に戦争を仕掛けることを勇気ある判断と喜んだ時代を、人々はどんな問題に頭を悩ませ生活していたか、丁寧に描かれているだけに、ときどき、読書という形でその時代を味わっている、そんな気分になります。
株の暴騰で、資産が一挙に3割り増し、と喜びほくそえんだり、開発した医薬品が軍需物資として調達されて、富み栄えると喜んだり…。
それが、開戦布告した日本のその日なのです。
先程、極秘で取材された北朝鮮の話題がサンデープロジェクトで流れていました。
軍国主義時代の日本と同じではないけれど、平和を望んで検挙となり、拷問が横行した自分の国を思うと、ただ単純に北朝鮮をなじって済む問題には思えません。
彼の国も利害が複雑に絡み合って、不健康だと思われる今の状態が選択されているのでしょう。
なんと知らないことの多いものかと思います。
まず知ることから。
資産家階級の利益に喜んでいる人たちの様、底辺の人の痛みに寄り添おうとする人の苦難。
だから、私は本読みは手放せないのですね(笑い)。
なんと、まあゆっくりなと自分でも思うのですが、加賀さんの筆運びが自然なこともあり、大勢の登場人物の人間関係が何故か、しっかりとのみ込めるので、間をおいて本を開いても、すぐに、「あぁ、あの人ね」となじみの人物に出会うように、続きを読み進められるのです。だから、途中で中断しながらも、あせることなく読み続けています。
今は、真珠湾攻撃があった辺り。
加賀さんは、その日一日を時間を追って、そして、立場を異にする人物にとってのその日のいきさつを、ゆっくりと丁寧に書き進めています。
彼自身の投影と思われる人物は中学進学を控えた受験生です。
平和を訴えると検挙された時代、米英に戦争を仕掛けることを勇気ある判断と喜んだ時代を、人々はどんな問題に頭を悩ませ生活していたか、丁寧に描かれているだけに、ときどき、読書という形でその時代を味わっている、そんな気分になります。
株の暴騰で、資産が一挙に3割り増し、と喜びほくそえんだり、開発した医薬品が軍需物資として調達されて、富み栄えると喜んだり…。
それが、開戦布告した日本のその日なのです。
先程、極秘で取材された北朝鮮の話題がサンデープロジェクトで流れていました。
軍国主義時代の日本と同じではないけれど、平和を望んで検挙となり、拷問が横行した自分の国を思うと、ただ単純に北朝鮮をなじって済む問題には思えません。
彼の国も利害が複雑に絡み合って、不健康だと思われる今の状態が選択されているのでしょう。
なんと知らないことの多いものかと思います。
まず知ることから。
資産家階級の利益に喜んでいる人たちの様、底辺の人の痛みに寄り添おうとする人の苦難。
だから、私は本読みは手放せないのですね(笑い)。