不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

・日常・創る・彩る・考え・綴る
・フジノ会・探検団・かめの会(俳句)
・家庭菜園 ・ めばえ・成長・収獲

10月9日・龍勢祭り  (93)

2005年10月09日 | 紀  秩父のあっちこっち
       blogの言葉=ロケット発祥の地・農民ロケット





山々に秋風がたち始めて、今年も紅葉の季節がやってきた。
『井上の龍勢はすごくデッツケェツェーツウゾネェカァ』
『阿熊のは、カラ傘30本を付けたツウジャネェカァ』
この秩父地方独特の方言だと読んでくださる方には理解できかねるでしょうが、この時期になると1ケ月位前から話題でにぎわす。
家族、町中、道路、河川敷、じいちゃん、ばあちゃん、父ちゃん、母ちゃん、学校、職場もみな祭り一色。
町に鎮座する吉田椋神社は秩父の古社の一つで『秋の例大祭』である。

この秋祭りは10月第一日曜日に『龍勢』と呼ぶ珍しい祭りです。
矢柄という太い竹に、松で造った火薬筒を縛り付け、櫓に掛けて点火すると竜のように噴射式となって天高く2~300M上空に舞い上がる。とにかく山村味豊かな農民の伝承芸術文化だ。
                                  
さて、祭りの前になると各(耕地)では松材をえぐり抜いて箍(タガ)を掛けて火薬筒に火薬を詰める。掛け声勇ましく火薬を叩き込むのであるが硬く詰めればつめるほど性能のよい農民ロケットが出来るとのこと。出来上っつた筒に、技術に詳しい棟梁が筒の中心部に導火線の差し込む穴を開ける。この技術は非常に難しいもので太く開けたり曲がったりすると龍勢(ロケット)の生命にかかわる。天高く上がらない。

最近宇宙ロケットが種子島で発射される様子をテレビで見ているのでおよそ見当が付くことでしょう。

いよいよ祭り当日になると、待ちかねたように耕地の若衆は鉢巻にそろいの印半天で青竹の矢柄(5~6間の長さ)を担いでワッショイ、ワショイと町中、道路を練り歩き打ち上げ場所である椋神社境内に担ぎ込む。もうそのときは御神酒が入っているから大変なにぎわい。晴れ着の娘さんの中に飛び込んだり、警戒中のおまわりさんの中にわざと突入する。もちろん無罪放免。

やがて、打ち上げ櫓にかけられた龍勢は点火され火薬の燃える勢いとともに白煙一杯を出して秋空のもと天高く舞い上がる。
櫓から離れず炸裂するもの、煙のみで終わるもの、から傘、落下傘が上空の最高点に上りつめた時、パット開くものさまざまである。

耕地()から奉納された龍勢はおよそ30~40本。
全国にも例のない無形文化財。
ふるさと龍勢祭りの快晴と無事を『柴又帝釈天』に祈願した。
                          
写真・吉田観光協会より借用

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新聞から

1、パキスタン地震、死者3万人の恐れ。各国に支援要請
  各地で大きな災害がやたら起きる。明日はわが身、普段の備え。
2、エベレスト3,7M低かった。ひょうこう8844,43m. 
3,少子化対策官邸主導。審議会設置。
今日のメモ
1、yasuko,万歩ク・山梨塩山へ、中止
2、江戸川区民祭り、雨で参加中止
3、
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする