都市化の波で、農地が一挙に宅地化される
葛飾の農業について紹介します。
葛飾区は23区の中で、農業が存続している数少ない区のひとつです。
区内農業者世帯数は183世帯、区内にある農地は約39.7ヘクタール(東京ドーム球場の約9倍)です。
戦後まで農業を中心としていた本区も、
昭和40年代以降、都市化・宅地化が進み、農業者世帯数・農地面積とも
急激に減少し、現在では、水元・奥戸・高砂地区を中心に
農業が行われている状況です。
その農機具や、古くなって我が家の宝物を捨てるのは惜しい,
と言うことから、ここ鎌倉資料館に持ち寄り集め
いつまでも保存しよう、との熱い心意気の籠った数々の農家の宝物です。
前から心に留めていた”鎌倉資料館”に入館しました。
此処は、高砂団地に隣接する、
明石小学校(S46年廃校)を利用した、資料館です。
開いていて見学することが出来ました、ラッキー。
多くの子供たちが利用した教室
燦然と輝く歴史年表
S40~S50年代に掛けて
農家数、農地面積が急激に減少しています。
日本の高度経済成長時代と一致します。
1960年(S35年)7月に発足した池田勇人内閣は「所得倍増」
をスローガンの時期です。
👇
年度 | 農家数 (戸) | 区内農地面積 (ヘクタール) |
---|---|---|
昭和40年 | 1013 | 632 |
昭和50年 | 649 | 198 |
平成元年 | 382 | 101 |
平成5年 | 303 | 74 |
平成10年 | 266 | 56 |
平成15年 | 240 | 54 |
平成25年 | 190 | 41 |
平成26年 | 189 | 41 |
平成27年 | 183 | 39 |
わら草履手あみ道具
俵手編み機道具&わらじ
スダレ手編み機道具
とうみ
唐箕(とうみ)とは、風力を起して穀物を選別するための農具
農機具一覧(掘る、うなう、耕す、水田の草取り、脱穀機など等)
下肥運搬舟
農機具の移り変わり
昨日(8日)、畑でネギ植え付けのためにスコップで天地返しをした。
腰が痛かった。
農業の機械化の始まりは、昭和30 年代に遡る。
時代は畜力からエンジンを中心とする機械化農業へと転換する。
米国から「メリーティラー」などの耕うん機
の輸入をきっかけに、国内でも研究開発が始まり商品化された。
まさに農業機械化の花盛りの時代である。