健康な 身体と柳行李&トランク、
東京生活の原点にタイムスリップ
東京の原点 ・・・・チョイと一服
この”長持ち”を見て、少年期(田舎生活)にタイムスリップした。
2階に2棹(さお)ありました。書物や着物が入っていた。
半世紀いやもっと前の物語です。
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古ぼけた柳行李
我が家に古ぼけた柳行李がある。
田舎を出るとき(東京)、行李りいっぱいに衣類を入れて持たせてくれた母。あれから三十八年も、経たので古ぼけた物になった。
この冬,妻が夏物を整理していた。
何気なく「随分古くなったね・・・」と言った。
やにわに「それは捨てないで・・・」と言ってしまった。実は、古くなったので処分するのかと早トチリしてしまった。実は、中身の虫干しでした。
私にとって、かけがえのない宝物なのである。
かまくら資料館で見かけた柳行李
最近は,プラスチック製のきれいな容器が出回り、ほとんど使わない。独身時代、唯一の物入れとして、部屋(寮)の隅や机の下に置いて便利した。
転勤が多く、あちこちに寮を8回も移動した。その時はとても便利で何でも無造作に詰め込むと整理が出来て、詰め終るとロープを十文字に掛け結べば出来上がり、転勤(移動)にはうってつけであった。
柳行李に、ダンボール箱、これに本箱1ツ、トランクが全ての財産で原点です。
柳行李に限らず、どこの家庭にも形の悪い、邪魔物が保管してあると思います。何でこんなものがと、不釣合いのものが奥深くの押し入れの片隅に。
何の変哲もない、つまらないものであっても、その人にとっては、捨てがたく思い出の物であって、お金では推し量れない想い出の宝物である。
我が家には、無用の長物がいくつか有る。
黒ずんだ柳行李は、東京生活の原点である。
平成9年3月10日記す 『文集・せせらぎへの投稿』より
おことわり
長持ちと、柳行李を『かまくら資料館』で見た。
田舎での生活、そして東京生活の原点が無性に懐かしく、ふつふつと心の中に湧いて来た。
以前もこの記事をupしました。
ちょいと編集し直しました。