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石井善兵衛、総集編・編集後記  no5

2020年04月26日 | 紀  東京下町の情景ウオッチ


水神碑から総集編・編集後記

 


水神の碑


 石井善兵衛翁の生家を見る


善兵衛樋の4文字の標識発見


 現代は配水路、そのむかし大正、昭和の時代は・・・・。

川からたんぼへ、今は配水路!

 

 




故郷の溜め池 


野遊びや池に石投げ水輪かな (縄)


 「水は高きから低きに流れる」溜め池は山間地にあり、天水や湧水を溜めて田植えの時期5~6月に放水して下地の田畑を潤した。わが故郷・秩父にも大きなため池があり流れ出たため池の水により、代掻きをし早苗を植えて、行く末の豊穣を祈った。そこには山裾に用水路を作り、急峻な土地を通水するときは木材をくり抜いた大きな樋を作って導水した。

  上小岩親水公園にある「善兵衛樋」、江戸川土手下の水神碑から端を発し調べるに至っ全5回連続記事、その前からだと多くを重ねた。碑文を見ると『
水が滝のように流れているのは善兵衛樋のシンボルであることを知った。善兵衛樋は、高く組み上げた岩と岩との間から、江戸川の水が勢いよく流れ落ちその落ちる様は樋の仕組みになっていて、 まるで滝のようで・・・」と記しています。

  此処で、「善兵衛樋」とは如何なる仕様によって、高きから低きに流れる水の原理を応用して、干上がった付近一帯の田畑を潤したのでしょう。現代であれば揚水ポンプなる仕掛けで簡単であるが、ことはこれ江戸時代でした。4~500M離れた上流柴又地区においては、足踏み水車が6連あり揚水したと葛飾探検隊・柴又用水編調査で出会った。ある本に克明に記録が残っていた。

  ここ北小岩においても立派な水神碑が残っていましたが、≪揚水原理≫が分からない。江戸川区役所・公園課に電話したがラチが明かない、図書館はご覧の通り閉まっていて要をなさない。まだまだ田圃と河川の高低差、暗渠と堤防とのなれ合い見分したり調べたいことが沢山ありますが、石井善兵衛生家、善兵衛樋の現場を知り得たことは知を広め、上小岩親水緑道を歩いていても見方がだいぶ変わってきた。未知の部分は次への機会に譲ります。

* 検索によれば「論集≪江戸川≫」が刊行されているようです。また「江戸川区史」また↑の画像に電話番号があります。何らかの手掛かり詳細がわかるかっも、望みを託しこの項を終わりとします。
拙い調査を応援下さったブロガーの皆さんに御礼申し上げます。

 

お越しくださって有難うございます。
締めております。

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水神碑から「石井善兵衛の樋」を読み解く  (善兵衛樋 NO4)完

2020年04月26日 | 紀  東京下町の情景ウオッチ

 

 

感動 !! 善兵衛樋の跡を見る
(現在は排水樋菅設置)

何時も通り過ぎていた掘割でした、改めて見入る

 

 

 

探検ルートは、

水神碑➡民家の聞き込み(有力情報)➡石井善兵衛翁の生家確認➡水神碑に戻る。

一応の目安が着きました。善兵衛翁方の生家確認した。

江戸川土手右岸は一体どうなっているのだろうか、土手を超えて探検することとした。

善兵衛樋跡を発見、そこは排水路となっていた。

今まで漫然と通り過ぎた場所でした。

 


 水神碑の脇にあったタンポポ見納めて土手に向かう・・・・。。

 


 水神の碑、裏面


 もう一度石垣から流れ落ちる滝を眺めた・・・・。


 江戸川土手に向かう。
横断歩道路は、金町~蔵前道路(市川橋西詰)を結ぶ区道です。
階段を上りて、江戸川の右岸土手です。


 江戸川右岸からの眺めです。真中を江戸川が流れその先は江戸川左岸、
里見公園から続く崖線です。


 江戸川土手からの佐倉街道、親水公園方向を見る
 


 江戸川の対岸の矢切方面を見る。


排水路。


ありました!! 【善兵衛樋菅】の5文字を発見

せめてもの石井善兵衛翁の形見とでもゆうべき文字。
感動感動又感動。
此処は何度となく通り見過ぎていましたが、関心を持ってみなかったので素通りでした。


 石井善兵衛館の場所を確認できただけで、大きな収穫。

有志糺合し協心同心して明治11年竣工成った善兵衛樋を通水して江戸川から、乾田の田畑に水を引く、どんなに心が躍ったことであろうか。・・・がしかし、水は高きから低きに流れ田畑を潤す。高低差はどのくらいなのであろうか、濠雨や台風などで余分な水は入ってこなかったのであろうか、防水堤は如何なっていたか疑問は沸くが、排水場所の善兵衛樋跡&その生れた家を確認大満足の探検でした。

 

 

OPEN

 

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