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NHKラジオ深夜便

2021年04月07日 | 総  放送(ラジオ深夜便含む)

明日への言葉

妻の遺品に愛を込め「感謝離」   河崎啓一

 

 

雑誌を読み進めているうちに、
心臓にぐさりと突き刺さる記事に出会いました。

 


  ラジオ深夜便4月号


   雑誌ラジオ深夜便、62Pより転写UPした。

 

 

朝日新聞購読者はご、存知と思いますが・・・

感謝離」ずっと夫婦・ エッセイ全文




妻が3月に亡くなった。世帯をもって62年、かけがえのないパートナーであった。
ともに暮らした老人ホームの収納棚に残された衣服の整理を始めた。つらいな。


 「断捨離」という言葉が世に喧伝(けんでん)されてからずいぶん日がたつが、いまだに衰えを知らない。
なんのかんのと言っても、そう簡単に捨てられないからであろう。


 寂しさを吹っ切らねばなるまい。妻の肌を守り、身を飾った衣装たちに「ありがとう」と、
一つ一つ頭を下げながら袋に移していった。「感謝離」という表現が頭をよぎった。うん、こいつはいい。


 それにしても、よく着たもんだ。すっかり貫禄がついて古びている。ほら、このパジャマなんか襟が
すり切れているじゃないか。捨てるのは切ないが、私が天国に行ったら一緒に
新しいのを買いに行こう。新陳代謝だ。ああ、これは「代謝離」だ。


 気持ちが晴れた。棚から袋へ運ぶ手の動きがリズミカルになった。
62年のパートナーだった、と考えたのは誤りだった。2人の間に終止符は存在しない。
これからもずっと夫婦だ。どこまでも。いずれ会える日が来る。
会えば、まず出かけよう、ショッピングに。

                      (2019年5月19日、朝日しんぶん投稿欄「男のひととき」

 (神奈川県鎌倉市 河崎啓一 無職 89歳)

 

NHKラジオ深夜便・明日への言葉 

 

映画化もされました。 

 

 

コメ欄はopenです。

コメント (14)
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社寺林に分け入る

2021年04月07日 | 宗  神社・仏閣・著名な建物

都会の中の林内に入って、
雑木林に入りて、古の山の作業を想う・・・・

 

 

雑木林と言えば、雑草が生い茂った”人の手が及んでいない”または”放置された”という
イメージがあると思います。

 そのため、雑木林は”自然林”と思うのが普通だと思われます。しかし実は、
雑木林は自然林ではありません。

 雑木林は、古くから人里に近い自然林を伐採し、火で焼き払ったりしその後に育つ
クヌギやコナラなどの広葉樹を残して作った人工林です。

里山を構成する重要な環境が雑木林です。これらの林材が以前は燃料(薪炭材)や肥料(落ち葉の利用)、
生活に必要な材(農業用資材・建築材)などの供給源として重要な役割を担っていました。

しかし社会環境の大きな大きな変化を来たした。

行き場を失った林材は、手入れが入らず荒れ放題の雑木林が増えています。

近くの社寺林を見て、田舎時代の大きな山林(雑木林)に思いを致し、

それに伴う様々な少年時代の作業を懐古した。

 

社 寺 林 に入る。


燃料として活用するために山から切り出す。、
薪炭材としてなら、コナラ、栗などの木を伐採した。



懐かしき山桜もありました。


お落ち葉の堆積

 

 


お落ち葉掃き

 

 

 

 

雑木林の山林作業の手伝い、回想を楽しむ
(少年時代の自ら來し方、一連の作業)


薪炭材としてナラ、コナラ、栗などの木を伐採した。
当時の燃料は、薪炭材を燃やすことが第1義的で石油やガスはほんの僅かで、
各家庭に煙突なるものが付いていたじだいでした。
従って山地から都会へトラックにて積み出される薪炭材は膨大な量で山ほど積んだ
トラックが都会へ走った。

 


建築用材、スギ、ヒノキの建築用材でスギ、ヒノキの丸太を伐採し
集積した。当時は山から盛んに切り出してトラックにて都会地方面へ、
搬出されて建築資材として活用された。しかし外材が海外から
安く海を越えて輸入されてから国内産の活用がガタリと衰えた。

 


山の落ち葉を集めて、農耕用として使用した。
当時は化学肥料は高くて買えない、落ち葉を有機肥料とし、又野菜の苗床として
使用した、落ち葉は発酵すると熱が出、温度効果となった。
又牛舎などへ入れ家畜の畜舎用として活用した。

 

少年時代に、親の言うまま見よう見真似で作業を覚え農作業や、
山の作業に励んだ。

 

 

コメ欄は閉めています

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