誰もが ハイ、と答える。
3,11津波に遭った中学生の作文を読んで感じたこと
幸 せ
幸せですか?と問われれば「はい」と答えるだろう・・・・。
理由は?と問われれば、
漫然としていますが、不幸だと思わないから、と答える。
世の多くの人達は、、みんなそんな程度の”幸福感”で生きている。
3・11の津波で甚大な被害にあった宮城県沿岸部に住んでいた当時中学年生
だった男性は、津波で家ごと流されてた。
屋根にのぼったが屋根が壊れ、いったん濁流に呑まれた。
「もう、死ぬんだな~」と感じたが、「やっぱり死にたくない」と思い、
流れてきたボートに必死でしがみつき運良く助かった
(無我夢中)。
奇跡的に助かった中学生。
家族は、みなバラバラだったが全員助かった。
・・・・・略・・・・・・、
自分の知り合いの遺体を見つけたとき、
「あーそうか。死ぬのかと。もう終わりなんだ。命は本当にひとつしかないんだ」
と実感したという。
現在高校3年生の男性は、大学に合格した。
今でも当時の映像を見ると吐き気が止まらなくなるという。
「幸せとは」そよ風と共に、日常生活が過ぎ去って行きように、
朝起きて真っ赤な太陽が見られ、顔を洗うことができ、歯を磨く、
学校で友達と勉強ができる。
家族で食卓を囲んで会話ができる等、毎日が空気の様に過ぎ去る事の中に、
幸せが一杯含まれているのだと思った。
と感想を書き綴っていた。
幸せとは、遠い彼方に有るものだと思わない方がいい。
お金が一杯あって、楽しい生活ができる。
お金!?楽しい暮らし!?そんなものではない。
私たちの足元、日常の暮らしの中にいっぱいあること。
それは自分の心にあることを忘れてはならないと、
中学生の書き綴った3,11の一文を見て
私の心に、直球で突き刺さった。
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