言 葉 遊 び
朝方ラジオに聞き入った。
斉藤 孝先生(大学教授・国語学者)が出演され、”やまと言葉”と現代の
ことば使いについて話されていた。
会話の中に”やまと言葉”をちりばめると、コミニケイションが
柔らかくなり人間関係がふっくらします、と言っていた。
??やまと言葉!?
知っているような、知らないような・・・・・。
大和言葉について調べてみました。
「やまと言葉」とは、本来昔から漢語や外来語が、入る以前の日本語での単語で、
日本古来の国語でした。
日本語の基礎語彙の圧倒的多数がこれです。
単語の音形は短く,「手」「雨」「山」「川「故郷」などのように
1~2音節から成り立っているものが多い。
大和言葉の一例示
花笑み …人の笑い顔を花の咲くことに例えて言う語
千歳(ちとせ)…千年、長い年月
花鳥 …花や鳥
春告げ鳥 …うぐいす
袖の露 …袖を濡らす涙
泡沫(うたかた)…水面に浮かぶ泡。掴めないものの儚さ。
汀(みぎわ) …水際
空蝉(うつせみ)…世、人、身、命などに掛かる枕詞
雪の果て…雪が溶けて消えること
泪に沈む …泣き沈む、涙にくれる
玉響(たまゆら)…ほんの暫くの間
ほんの一例を列挙しました。
やまと言葉使い方
「恐縮です」と言うより、大和言葉で「恐れ入ります」。
「居眠りする」と言うよりも、大和言葉で「まどろむ」と言ったほうが、優雅な印象がしますね。
「妥協する」と言うと、主張を貫らぬくことができず、「負けた」というようなマイナスのイメージがあります。しかし「折り合う」と言えば、大人の対応をして穏やかにことを進めたというプラスの印象になります。
最近は、
造語能力に富む漢語や一見おしゃれな外来語に押されて、長く愛され、用いられてきた美しい大和言葉が
あまりに使われない、という現象が生まれています。
たとえば、
◎「街で○○さんを見かけたけど、チョー素敵だった」
いまや老若男女を問わず口にする「チョー」。
でも、あまりに頻繁に使われるため、最近は、聞く人の心に響いている印象がありません。
◎「街で○○さんを見かけたけど、このうえなく綺麗でした」
やまと言葉で会話、表現が光ってきます。
結 論
検索したり本を紐解いたりしていて、あまりにも無学のことに気が付いたが、
時すでに遅し、後期高齢者!!
日本語の良さは、この辺からが原点と思いました。
オリンピック招致で「おもてなし」が、クローズアップされました。
≪言葉のおもてなし≫も大切な要素だとつくづく思いました。
コメ欄は閉めています