私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

12月の熱帯夜

2006-05-23 21:44:05 | 韓国ドラマ・映画
タイトルからすると、非常に季節はずれではあるが、最近自宅に帰ってから真っ先にすることは、昼間録画した韓国ドラマ@12月の熱帯夜を見ることだ。
20歳の時、医師である夫と結婚し、嫁ぎ先になじめずただただ10年間家事と育児をしてすごしてきた主婦(オム・ジョンファ)が偶然キム・ナムジン演じる青年と出会い恋に落ちるいわゆる不倫物語。

キム・ナムジン青年はオム・ジョンファの義理の妹と恋人同士だったにもかかわらず、将来の展望が見出せないと捨てられ、失意のどん底。そんな時偶然出遭った主婦のオム・ジョンファに癒され、又オム・ジョンファも自分以外に親しい女性のいる夫の冷たさに寂しさを感じ、キム・ナムジン青年にどんどん惹かれ、彼のアルバイト先の教習所にも通うようになるのだ。もちろん韓国ドラマゆえ、もっとどろどろの舞台が用意されており、キム・ナムジン青年を捨てエリート医師と結婚したはずの昔の彼女は、昔の彼が自分よりも年上の主婦とつきあっていることが許せない。
「夫のいるときには電話してこないで!」といつつも、自分とデートすることを強制しナムジン青年の心を乱したかと思えば、密会現場を夫に見つかるとナムジン青年をストーカーよばわりするという性悪女。(このドラマで一番わからないのが、この義妹が一体どうしたいのかということだ。自分で捨てておきながら、新しい女ができるのは許せない。でも自分は幸せになりたい。こんな勝手な女子が、そうそういるわけはないと思うのだが・・・)
かたや、オム・ジョンファの夫は、田舎っぽさの抜けない彼女を馬鹿にし、音楽や芸術の趣味のあう幼馴染の女性をソウルメイトなどと呼び、彼女との時間の方が大切なようなそぶりを見せ、田舎から出てきた義理の母親には会おうともしない。
それだけでも十分なのに、さらにナムジン青年は脳腫瘍で後3ヶ月の命と簡単に医師に宣言されてしまうのだ。

余命三ヶ月と告げられたナムジン青年と、何も知らない主婦オム・ジョンファ。
セクシー女優という肩書きがぴったりのオム・ジョンファが、純粋な気持ちを持つ田舎っぽい主婦を演じているのも面白いが、なんにもいいことがなく、次々と不幸の嵐に巻き込まれていくキム・ナムジンに同情することしきり。
実家が貧乏で、大学にも復学できずアルバイトの日々。義理の弟はやくざで、自分の父親も脳腫瘍。元彼女には、将来の展望がないからと捨てられ、捨てられたあとも、もてあそばれたかと思ったら今度はストーカー扱い。そして自らも余命三ヶ月と宣告を受ける。

最後ぐらい、素朴な主婦のオム・ジョンファと穏やかな時を過ごしてほしいとおもいつつ見ているのだが、今日は12話。ナムジン青年が死んでしまって終わりとわかってはいても(オム・ジョンファの夫の執刀で奇跡的に助かるなどという展開はありそうもないので・・・)ついつい見てしまうドラマだ。


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